千葉市美浜区磯辺で屋根点検、シングル材の経年劣化から起こる問題について

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千葉市美浜区磯辺で屋根点検、シングル材の経年劣化から起こる問題について

独特のグラデーションと光の当たり方によって見え方が全く違うことが魅力のアスファルトシングル、屋根をリフォームする際はアスファルトシングルにしてみたいという方も多いのではないでしょうか。このアスファルトシングル、あまり普及していないので、経年でどのようになっていくかを見たことがある方は少ないのではないでしょうか。今回、千葉市美浜区磯辺で点検する機会がありましたので、それをもとにご紹介したいと思います。

アスファルトシングルはガラス繊維に防水性を持たせるため、アスファルトを含侵させ、コーティングしたものに彩色砂などを固定したものです。基材がガラス繊維ですから、柔軟性があり、曲面などにも使える屋根材です。アメリカでは屋根の7割をこのアスファルトシングルが占めると言われています。

アスファルトシングルにも藻や苔が発生します

藻や苔の発生は瓦、スレート、金属などどの屋根材にも見られるもので、アスファルトシングルにも発生します。画像のアスファルトシングルは同じお家のものです。藻が発生しているものもあれば、苔が発生しているものもあります。

セメントの接着力が落ちてくることがあります

アスファルトシングルは釘とセメントと呼ばれる接着剤を併用して固定していきます。このセメント、経年とともに接着力が低下してくることもあり、そうなると画像のようになってしまい、風が吹くたびに持ち上げられることになります。アスファルトシングルの上端は釘で固定されているので、剥がれた部分だけがぱたぱたと風に揺れることになり、曲がるところに負荷がかかって千切れてしまうこともあります。剥がれてきたら、再接着すればいいのですが、なかなか気づきませんし、屋根の上だとお手軽にいかないというのが実情です。なお、表面の防水性を上げるために塗装もできますが、せっかくのグラデーションが1色になってしまいます。なお、アスファルトシングルの上に再度、アスファルトシングルを被せる屋根カバー工法も可能です。