2026.06.13
スレート屋根や金属屋根の点検を受けた際、「棟板金が浮いています」「棟板金の交換が必要です」と言われた経験はありませんか。棟板金は普段あまり意識することのない部材ですが、屋根の防水性を維持するために欠かせない重要な役割を担っています。また、台風や強風の影響を受けやすい場所でもあるた…

流山市平和台にて傷んだ「棟板金交換工事」と「鼻隠し補修工事」で雨漏り対策しました。
お客様より「雨樋が取り付けられている鼻隠しが破損している」とのご相談頂いた事が工事のきっかけです。
雨風を直接受ける場所だけに、穴が開いている状態を見ると「このまま雨漏りにつながるのでは」と心配になります。
築年数は約40年とのことで、鼻隠しだけでなく屋根全体の状態も一度しっかり確認しておきたい、というお気持ちもあったそうです。
そこで街の屋根やさんが現地調査を行い、鼻隠し補修に加えて棟板金の不具合も視野に入れた工事計画をご提案しました。
鼻隠しは雨樋を支える大切な部位で、傷みを放置すると雨樋の脱落や木部の劣化が進みやすくなります。
加えて棟板金は屋根の頂部を守る要で、わずかな浮きや固定不良が雨水の入口になることも少なくありません。
今回は「見えている破損」と「見えにくいリスク」の両方に手を入れ、住まい全体の安心感を高める内容で工事しました。





棟板金と屋根面の取り合いにわずかな隙間が見られ、板金が浮いている状態でした。
棟板金は風を受けやすい形状のため、固定が弱るとバタつきが起き、隙間から雨水が入り込むきっかけにもなります。
特に築年数が重なると、下地の状態次第で固定力が落ちやすくなるため注意が必要です。
小さな浮きでも放置せず、原因を探ったうえで適切な補修や交換につなげることが大切です。
棟板金の釘付近に、打ち直しの跡と思われる穴が確認できました。
こうした穴が未処理のままだと、雨水が直接入り込みやすく、内部の下地材を傷める要因になります。
屋根は「一度入った水が抜けにくい」構造になりやすいため、入口をつくらないことが基本です。
今回は、棟板金そのものの固定不良とあわせて、雨水の侵入口になり得るポイントを確実に潰す方針で工事を組み立てました。
鼻隠しの一部が大きく欠損し、雨樋の吊り金具が取り付く周辺が傷んでいました。
ここが弱ると、強風や積雪などの荷重で雨樋が歪んだり外れたりするリスクが高まります。
さらに木部の欠損は雨水を呼び込みやすく、劣化の進行も早くなりがちです。
お客様が抱いていた「雨漏りの不安」はまさにこの点に直結するため、部分撤去と下地づくりを含む補修で対応することにしました。
傷んだ鼻隠しを必要範囲で撤去し、新しい合板で補修しました。
欠損部の切り口が荒いと継ぎ目に隙間ができやすい為、納まりを意識しながら真っ直ぐ整えていくのが職人の腕の見せどころです。
加えて、ビスを効かせる下地が不足していたため、桟木を用いて固定できる面を確保しました。
補修した合板は木部のため、表面保護として塗装を施し、傷みにくい条件に備えました。
塗り残しがあると水を呼び込みやすくなるので、端部まで丁寧に仕上げることが重要です。
仕上がりが整うと、雨樋周辺の印象もぐっと引き締まり、お客様からも「これなら安心できそう」といった反応をいただきやすい工程です。
棟部には防水紙(ルーフィング)が連続していない箇所があった為、雨水の回り込みを抑える目的で下地(防水紙)を整えました。
棟は屋根の頂部で風雨を受けやすく、わずかな施工の乱れが雨仕舞に影響しやすい場所です。
そこで、棟のラインに沿って防水層が途切れないよう配慮し、リスクを減らしていきます。
表からは見えにくい部分ですが、長く安心して暮らすための下準備として欠かせません。
棟板金を支える下地には、樹脂製の貫板を採用しました。
木材に比べて水分による影響を受けにくく、腐食によって固定力が落ちていく心配を抑えられます。
棟は風圧もかかるため、下地がしっかりしているかどうかで耐久性の差が出やすい部位です。
素材の選定まで含めて手を入れることで、今後のメンテナンス負担も軽くなっていきます。
新しい棟板金を取り付け、ビスで確実に固定していきました。
ねじ込み式のビスは保持力が高く、経年で抜けやすい釘固定よりも安定が期待できます。
さらに板金同士の繋ぎ目は、コーキング(シーリング)で防水処理を行い、雨水が入り込みやすいラインをきちんとガードしました。
屋根の頂部が整うと全体の印象も締まり、施工後の確認でもお客様の表情が和らいだのが印象的でした。
今回の工事では、鼻隠しの欠損による雨樋支持の不安と、棟板金の浮き・穴といった雨仕舞上の懸念を同時に解消しました。
特に棟部は下地と固定方法が耐久性を左右するため、樹脂製貫板とビス固定、繋ぎ目の防水処理を組み合わせて再発リスクの低減を図っています。
鼻隠しも下地をつくり直したうえで補修・仕上げまで整えたことで、見た目と実用性の両面で安心感が増しました。
屋根や外装は小さな傷みが大きな不具合に繋がる為、気になる点があれば街の屋根やさんまでお気軽にご相談ください。
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