2026.06.13
スレート屋根や金属屋根の点検を受けた際、「棟板金が浮いています」「棟板金の交換が必要です」と言われた経験はありませんか。棟板金は普段あまり意識することのない部材ですが、屋根の防水性を維持するために欠かせない重要な役割を担っています。また、台風や強風の影響を受けやすい場所でもあるた…

柏市柏の葉にてスレート屋根の棟板金に部分交換工事して浮き・変形を解消しました。
お客様より「棟板金の所々に不具合があるので、一度点検してほしい」とのご相談頂いた事が工事のきっかけです。
築20年以上が経過しており、過去に屋根塗装のメンテナンス歴はあるものの、棟板金は塗装とは別に固定部が緩みやすく、年数とともに浮きや変形が出やすい部位です。
お客様としては、いきなり全面改修ではなく、まずは必要最小限の補修でしのぎながら、先々の計画を立てたいというご意向でした。
そこで、浮きと変形が目立つ大棟部分は交換し、その他は固定の補強で対応する方針としました。





屋根面は塗装の効果もあって比較的きれいに見え、汚れや苔の目立ちも強くありませんでした。
一方で棟のラインに注目すると、真っ直ぐであるべき稜線に僅かなうねりが見て取れ、板金が素直に納まっていない印象です。
棟は下地の貫板に板金を被せて固定する構造のため、内部の緩みが外観の歪みとして現れることがあります。
遠目で分かるレベルの変形は、強風時のバタつきや雨水の入り込みにつながりやすく、早めの対処が安心につながります。
棟板金が持ち上がっており、板金が屋根材に密着していない箇所が確認できました。
こうした浮きは、固定している釘が緩む、下地が痩せる、熱伸縮を繰り返すなどの要因が重なって進行していきます。
隙間が増えるほど風をはらみやすくなるため、台風シーズン前は特に不安が大きくなりがちです。
今回は部分交換で確実に納め直し、浮きの根本要因である下地もあわせてリセットする方針を固めました。
棟板金の固定釘が浮き、頭が出ている状態も見られました。
釘が抜けかけると、その穴から水が入りやすくなるだけでなく、板金自体が動いてさらに緩みを加速させます。
見た目は小さな変化でも、棟という重要部位では放置できないサインです。
交換しない範囲についても、増し締めや固定方法の見直しで「動かない状態」に近づける必要があると判断しました。
作業は既存の棟板金を取り外し、あわせて下地の貫板まで撤去するところから着手しました。
取り外した部材には経年を感じる変色があり、外からは見えない部分にもしっかり年数分の疲れが出ています。
棟板金交換は「板金だけを新しくする」よりも、下地から整え直すことで固定力が安定し、仕上がりの直線性も取り戻しやすくなります。
職人も納まりを意識しながら、周囲の屋根材を傷めないよう丁寧に取り回していきました。
新しい下地には、樹脂製の貫板であるタフモックを採用しています。
従来の木製貫板は、環境条件によっては年数とともに痩せや腐食が進み、釘が効きにくくなるケースがあるため、腐食に強い樹脂製を選ぶことで長期の安定が期待できます。
貫板はビスでしっかり固定し、棟が風であおられた際にも動きにくい下地を作っていきました。
下地がきちんと決まると、この後の板金のラインが美しく出るため、ここは仕上がりを左右する重要工程です。
貫板を据えたら、屋根材との取り合い部にシーリングを施し、雨水が入り込みにくい状態へ整えました。
樹脂製貫板の上から、ガルバリウム鋼板の棟板金を被せてビス固定し、今回は不具合が出ていた範囲に絞って約5m分を部分交換しています。
既存屋根の色味に近い板金を用意しているため、交換範囲だけが浮いて見えにくく、見た目の一体感も損ないません。
必要なところをきちんと直し、暮らしの安心を早めに取り戻すという意味でも、部分交換は合理的な選択肢になりました。
棟板金は、1本ものではなく継ぎ目や重なりが生じるため、そこをどう雨仕舞するかが大切です。
重なり部は養生を行ったうえでシーリング処理を施し、毛細管現象のような水の吸い上げも起こりにくい形へ整えていきました。
細部の処理は見落とされがちですが、屋根は「入れない工夫の積み重ね」が耐久性を左右します。
作業が終盤に差しかかると、棟のラインがすっと通り、現場の空気も「納まった」安心感に変わっていきます。
あわせて、既存棟の固定部も、緩みが出ていた箇所はビス固定へ切り替え、頭部にはシーリングで保護を施しました。
仕上げとして、屋根材に見られたひび割れ部へシーリングを充填し、クラック補修を行いました。
スレートの割れは、そこからすぐ雨漏りに直結するとは限らないものの、放置すると欠けや拡大の原因になりやすいポイントです。
最後まで一つひとつ不安要素を減らしていくことで、お客様にも「ここまでやってくれたなら安心」と感じていただきやすくなります。
柏市柏の葉にて、棟板金の「浮き・変形」が出ていた範囲を中心に、ガルバリウム鋼板による棟板金の部分交換(約5m)と、固定部の補強、屋根材のひび割れ補修まで実施しました。
下地には腐食に強い樹脂製貫板(タフモック)を用い、棟の固定力を底上げしたことで、風の強い季節にも備えやすい状態へ整っています。
お客様からも「全面工事は先の計画として、まずは不安なところを解消できてよかった」とのお声をいただき、必要な範囲で的確に手を入れる大切さを改めて感じる現場でした。
棟板金の浮きや釘の抜けは、気づいた時が点検のタイミングなので、同じようなお悩みがあれば街の屋根やさんへお気軽にご相談ください。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん千葉中央店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2026 街の屋根やさん All Rights Reserved.