2026.03.31
既存の屋根の上から新しい屋根材を重ねる「屋根カバー工法」は、費用や工期を抑えられるリフォーム方法として人気があります。しかし、手軽に見えるこの工法には、専門的な知識と丁寧な事前調査による施工判断が不可欠です。もし判断を誤れば、数年後に「結局、全部やり直し…&hell…

船橋市にて築16年パミール屋根からスーパーガルテクト屋根へカバー工法してリフォームしました。
お客様より「屋根材が飛散した」とのご相談頂いた事が工事のきっかけです。
現地調査すると、屋根材が一部飛散しており、また劣化(ミルフィーユ状の剥がれ)も激しい状態でした。
お住まいは、築16年経過しており、屋根材はパミールを使用しています。
そこで、調査結果を元に、お客様にご説明し、屋根カバー工事する運びとなりました。
この記事で、パミール屋根の劣化に悩む方へ参考になれば幸いです。





今回、お客様から「屋根材が飛散した」とのご相談頂き、調査に伺いました。
強風時に屋根が捲れているとのお問い合わせの場合、多くは棟板金の飛散です。
棟板金はスレートとは素材が異なり、屋根の頂点にあるため、比較的飛散しやすい箇所と考えられます。
スレート屋根材は釘で固定され、重ね張りされているため、部分的に剥がれるケースは珍しいです。
棟板金の可能性を想定して遠目から確認しましたが、棟板金は問題なく固定されていました。
屋根に上がり、点検を行いました。
剥がれていたのはパミール屋根材(スレート屋根材)で、表面のみが剥がれる特徴があります。
以前はアスベストによって屋根材の強度を維持していましたが、健康被害の問題からアスベストの使用は禁止されました。
その後、ノンアスベスト屋根材の普及が進みましたが、アスベストを含まないことで強度不足が問題となりました。
それが「ニチハ・パミール」です。
屋根カバー工法では、まず棟部分の板金を撤去します。
その後、軒先から防水紙(ルーフィング)を張り重ねていきます。
今回は屋根勾配が急で作業が難しいため、粘着式のタディスセルフを採用しました。
時間差で接着するため張り直しが可能で、仕上がりをきれいに整えることができます。
使用した屋根材は、IG工業のスーパーガルテクト(シェイドブルー色)です。
この屋根材は軽量で耐震性に優れており、断熱材との一体成形により断熱性・遮音性にも優れているため、カバー工法(重ね葺き)に適しています。
また、塗膜および赤錆に対する長期保証があり、スタイリッシュなデザインも大きな特長です。
IG工業のスーパーガルテクトを敷設したことで、外観が大きく変化しました。
棟板金を固定するため、下地として貫板と呼ばれる部材を取り付けます。
近年では樹脂製の貫板も普及しており、より腐食しにくく、長寿命化が期待できます。
なお、木製の貫板であっても、内部へ雨水が浸入しなければ問題ありません。
今回の工事では、木製の貫板を使用しています。
貫板を設置した後は、上から棟板金を被せていきます。
そして、棟板金の継ぎ目にシーリングを充填し、固定力の向上と雨水の侵入防止を図ります。
まず、SUSビスで棟板金を固定した後、継ぎ目部分をマスキングテープで養生します。
その後シーリングを施工し、さらに雨水が侵入しないよう防水処理を行いました。
屋根カバー工事が無事に完了しました。
今回、使用した「スーパーガルテクト」は、遮熱性鋼板と断熱材を一体化した屋根材です。
チヂミ塗装が施されており、意匠性に優れ、外観をより美しく引き立てます。
スーパーガルテクトはスレート屋根材の約4分の1、和瓦と比べると約10分の1と非常に軽量で、屋根の軽量化が可能です。
スレート屋根の上に重ねても、和瓦屋根ほどの重量にはなりません。
さらに、表面塗膜の改良により沿岸地域での使用に対する保証期間も延長されており、幅広いニーズに対応できる屋根材です。
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