2026.02.11
「庭に白い破片が落ちているのを見つけたけれど、これって屋根のどこかのパーツ?」 「瓦屋根のてっぺんが少し歪んで見える気がする……(-_-;」棟瓦の劣化を見逃すと、大きなトラブルにつながることもありますので、症状と対処法を知っておきましょう。 棟瓦で発生…

市川市妙典にて熨斗瓦が落下した瓦屋根に棟取り直し工事を実施して棟の崩壊や雨漏りを防止しました。
お客様から「突然瓦が落下してきたことで大変驚かれた」とのご相談頂いた事が工事のきっかけです。
現場に伺い状況を確認すると、大棟ののし瓦が外れ、葺き土が露出している状態で、雨水が内部へ入り込む危険がありました。
また、他の箇所にもズレや隙間が見られたため、棟全体の取り直し工事をご提案し、安心してお任せいただく流れとなりました。
棟は瓦屋根の最も高い位置にあり、雨水の侵入を防ぐ重要な部分ですので、丁寧な施工が欠かせません。
この記事では、調査から工事完了までの流れを詳しくご紹介します。





現地調査すると、棟瓦のラインに軽微な歪みが確認できました。
赤い瓦の上に乗る丸瓦が均一に見えつつも、一部に違和感があり、内部で何か起きている可能性が高い状況でした。
棟の固定が弱くなると強風時に瓦が外れる恐れがある為、早期点検は非常に重要です。
他の箇所では、熨斗瓦が横方向にズレている様子がはっきりと確認できます。
瓦の間を埋める漆喰の色が所々異なっており、補修の跡が点在していました。
部分補修を繰り返してきたものの、本来の強度を維持できない状態に近づいていたことが伺えます。
瓦が不安定になると風の影響を受けやすくなり、落下につながりかねません。
熨斗瓦が外れ、棟の内部に詰められた葺き土が見えていました。
葺き土は本来外気に晒されるものではなく、雨水を吸い込むと形状が崩れ、さらに瓦のズレを助長してしまいます。
調査時点で既に雨漏りのリスクが高い状態であり、このまま放置すれば建物内部に被害が拡大する可能性もありました。
写真は、既存の棟を丁寧に解体している最中の様子です。
取り外した瓦は屋根上に仮置きし、効率よく作業を進められるよう工夫しています。
職人が慎重に葺き土を除去していく姿から、瓦を傷めずに再利用できる状態を保とうとする配慮が感じられました。
解体時はどうしても土埃が発生しますが、掃き取りながら作業を整えていくことで次の工程の精度が高まります。
続いて、南蛮漆喰「シルガード」を用いて新しい棟の芯をつくる工程です。
白く見えるのがシルガードで、葺き土よりも軽量かつ防水性に優れた材料です。
一度の施工で形を整えられる為、近年の棟取り直し工事では多く採用されています。
職人は均一な厚みになるよう鏝を使って調整しながら、雨水の流れも自然に誘導できる形状を作っていました。
次に、熨斗(のし)瓦を積み直す工程です。
シルガードの上に熨斗瓦を据えていき、しっかりと密着させるための調整が細かく行われていました。
瓦を「ハの字」に配置することで雨水を外側へ流し、棟内部に水が入らないよう工夫しています。
職人同士が声を掛け合って角度を微調整している姿から、仕上がりへのこだわりが伝わる光景でした。
さらに進んだ工程では、熨斗瓦を三段積み終えた後に冠瓦を据えていく作業が進められています。
冠瓦の下には南蛮漆喰(シルガード)をしっかりと敷き込み、耐久性を高めています。
写真でも棟の形が徐々に整っていき、屋根全体が引き締まった印象を取り戻していました。
最後に、冠瓦を銅線で結んでいきます。
瓦の穴を利用し内部に仕込んだ銅線をしっかりと結ぶことで、風や地震にも耐える強固な棟が完成します。
銅線の先端は丸めて処理し、異物が引っかからないよう仕上げるのも職人ならではの丁寧な作業です。
こうした見えない部分の施工が長寿命の屋根につながります。
今回の棟取り直し工事によって、崩れかけていた瓦の棟がしっかりと補強されました。
お客様からは「これで安心して過ごせる」との言葉を頂き、私たちもお役に立てたことを嬉しく感じています。
棟の不具合は落下や雨漏りにつながるため、早めの点検が何より大切です。
同じような症状がある場合は、ぜひ街の屋根やさんへお気軽にご相談ください。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん千葉中央店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2026 街の屋根やさん All Rights Reserved.