雨どいは本当に必要？役割と設置しないリスク、よくあるトラブルも解説！
2025.07.24
雨樋（あまどい）に問題が生じると、その修理費は意外と大きなものとなるため、「いっそのこと雨樋は不要なのでは？」と必要性について疑問を持つ機会があるかもしれません(-_-；ですが、住宅にとって雨樋は見落とされがちですが非常に重要な役割を担っている設備です。普段の生活では役割やメリッ…
船橋市松が丘で軒天の破損から部分交換補修工事、集水器と竪樋新増設、その他諸工事を施工させて頂きました
船橋市松が丘で軒天のコーナー部分に傷みが出て来てしまっているとのご相談に伴い現地調査にお伺いさせて頂きました。
お客様より、軒天の傷んでしまっている箇所について部分交換のご依頼を頂くと共に、降雨の際に勾配が十分取れていないのか軒雨樋から水が垂れ来ているとのお話もありました。
そこで今回、軒天の部分交換施工に加えて、軒雨樋には新しい集水器を増設しそこから下屋根の雨樋まで竪樋で落とす事をご提案させて頂きました。
軒天補修はその施工と共に、発生原因として考えられる部分の手当ても行う事の必要性をご理解頂き、施工に取り掛からせて頂きました。
船橋市 雨樋交換,部分塗装,屋根補修工事,破風板・軒天部分補修,足場
ビフォーアフター
工事基本情報
- 施工内容
- 雨樋交換,部分塗装,屋根補修工事,破風板・軒天部分補修,足場
- 施工期間
- 1週間
- 使用材料
- 軒天：ケイカル板 雨樋：パナソニック 丸たてとい
- 築年数
- 築30年
- 保証年数
- お付け致しておりません
- 工事費用
- 税込242,000円
特に軒天のコーナーは一番底辺に当たり、上から入り込んだ水を溜めこんでしまう可能性が有ります。
それが年数を経過してくると、この様な開口症状に繋がり、鳥や小動物が入ってしまう事で違う面での影響も懸念されます。
加えてお客様より、軒雨樋の勾配が逆になってしまっている様で、雨の際にまさに損傷している軒の方から雨樋の水が落ちてきてしまう傾向もあるとの事でした。
これも軒天損壊の原因となっている可能性も有り得るので、軒天の部分交換補修と共に、集水器と竪樋を増設しその対策を採る事でご提案させて頂きました。
お客様より今回は軒天の損傷箇所の部分交換、それと先程申し上げた雨樋の増設、それと屋根のケラバ上の開口部の補修を行う事でお申込みいただき進めさせて頂きます。
施工の方はその工事箇所、施工範囲に対し部分掛けの足場架設を行わせて頂きスタート致しました。
作業は破損している既存の軒天の撤去となります。
やはり水の入り込んだ形跡が見られましたが、特に破風板側の方に下地木材の弱化症状が感じられ、その上部に水の入り込む原因が有るものと想定されました。
軒天の取り付け前に下地の補強を行います。
弱ってしまっている木下地に設置しても強度が取れませんので、新規の木下地を入れて取り付け強度の向上を図ります。
新しい軒天材にはケイカル板を使用させて頂きます。
既存の軒天の形状と大きさに合わせてカットし取り付け準備を行います。
そして軒天の設置は強度維持の為、今回はビス止め固定で取り付けさせて頂きました。
併せてケイカル板は無塗装状態の為、ケンエースで塗装も施しての設置となりました。
雨樋の増設は既存軒樋の端側に新たな集水器の設置とそこから壁伝いに竪樋を新設させて頂きます。
既存軒樋の交換も一つの方法ですが、施工エリアが拡大してしまうので、今回はこの方法を採用した次第です。
壁伝いに増設設置を行いましたが、新築当初はその設置が無かったものなので、障害となる部分が生じてしまいます。
そこはエルボ等の部材で上手く振って交わしながら取り付けを行って参りました。
取り付けの完了後、水を流して機能性の確認も行います。
そうするとやはり水が新増設した集水器方向へ流れていき、やはり逆勾配になってしまっていた事も改めて判明しました。
最終は新設した竪樋から這樋を経て、下の屋根の軒雨樋に水が行く様になりました。
水の流れの方も問題無く雨樋工事の方も完了となります。
軒天の上部の屋根の状態がこちらになります。
特に袖瓦の部分には釘の打ち込み箇所が有り、その釘頭のシーリングに劣化症状が見られました。
こちらも水の入り込みの原因として考えられる箇所として、補修が必要となります。
釘穴にシーリングの劣化から隙間が見られましたので、改めてシーリング処理を行って開口部を塞いで参ります。
釘頭の一つ一つににシーリングを入れました。
症状の出いている箇所は勿論ですが、この際なので屋根の袖瓦全体の釘頭シーリング補修を実施致しました。
そうなると大棟の釘頭の方も同様の処置を行わせて頂きました。
これで考えられる開口箇所は塞がれたので、しばらくの間は状態の維持が図れるものと思います。
無事これら一連の補修工事の方も完了となりました。
新しい軒天の交換設置、集水器以下竪樋の新増設、先程の屋根のシール補修も加えていずれも問題無く作業を終えられました。
あとは部分掛けの足場を解体して全施工の完了となります。
私たち街の屋根やさんでは、屋根工事を始めとして雨樋工事、或いは軒天の工事等、多岐に亘ってご対応させて頂いております。
加えて今回の様な部分的な施工でも承れますので、皆様もどうぞお気軽にお問い合わせ下さい。
