葺き替え工事のメリットや必要性を知っていても、「屋根の葺き替えはいつ頃行えばいいのか？」と悩まれる方は多くいらっしゃいます。

屋根は日常的に目にする場所ではないため、劣化に気づかずトラブルが起きてからようやく修理やリフォームを検討するという方も少なくありません。

そこで今回は街の屋根やさんが屋根の葺き替え工事を行うべきタイミングや、具体的な症状の見極め方について解説いたします(^▽^)/

葺き替え工事の時期はどう判断する？

築年数だけでは判断できない

住宅を購入された際、担当者から屋根のメンテナンスやリフォーム時期の目安となる築年数をお伝えされた方もいるかもしれません。

ですが、実際には屋根材の種類や立地環境、施工状況によって耐用年数は大きく変わります。

たとえば、海沿いの地域では塩害の影響で金属屋根が傷みやすくなります。

そのため、築年数だけで判断するのではなく、屋根の状態そのものを確認することが重要です。

葺き替えが必要な症状を確認する

葺き替えを検討すべきかどうかは、目に見える劣化のサインを見逃さないことがポイントです。

後述するような「雨漏り」や「屋根材の破損」「下地材の劣化」などが見られる場合は、早めの対応が必要です。

放置すれば建物内部にまで影響を及ぼす恐れがあるため、症状を把握して判断するようにしましょう。

理想は定期点検でトラブル前に検討する

ベストなタイミングで葺き替えを行うためには、定期的な屋根点検を受けるのがおすすめです。

専門業者による点検では、表面上は問題がなさそうに見える屋根でも、内部の下地材が腐食していたり、釘や金具が錆びていたりといった見えない部分の異常も確認できます。

トラブルが起きる前に予防的に対処することで、結果的にリフォームやメンテナンスに掛かる費用を抑えることにもつながります。

葺き替えを検討する症状まとめ

ここでは実際に「葺き替えを検討した方がよい」と判断できる症状についてまとめてご紹介します。

雨漏りの発生

最もわかりやすい症状が「雨漏り」です。

天井にシミが出る、ポタポタと水が落ちてくるといった状態は、屋根材の下にある防水紙や野地板がすでに劣化している可能性があります。

こうした場合、表面だけの補修では根本的な解決にならないため、葺き替え工事を行い、下地からしっかり修復することが必要です。

屋根葺き替え工事の大きなメリットは、屋根の見た目や屋根材を大幅に変えられることに加え、構造的に重要な役割を担う下地材までメンテナンスできることにあるんです(*^^)v

屋根材の寿命

屋根材にもそれぞれ耐用年数があります。
たとえばスレート屋根であれば約20～25年、瓦であれば50年以上と大きな差があります。

スレートの場合は屋根材が浮いていたり、割れていたり、反りや色褪せが目立つ場合は寿命を迎えている可能性が高いため、点検を依頼し、葺き替えを検討しましょう。

瓦は非常に長持ちしますが、次にご紹介する「下地材」の劣化状況が葺き替えのタイミングに関わってきますので、ぜひ続いてご確認ください(^▽^)/

下地材、特に野地板の劣化

屋根材の下にある野地板（のじいた）や防水紙が傷んでいると、屋根材だけを新しくしても長持ちしません。

とくに野地板が腐食している場合、屋根全体の強度が低下し、地震や台風の際に大きな被害を受ける恐れもあります。

下地材の劣化は目視での判断が難しいため、専門業者による点検で発見するケースが多いです。

野地板を補強、もしくは交換できるのは葺き替えのタイミングになりますので、工事時期を左右する重要な部材だと覚えておいてください（*^^*）

まとめ

屋根の葺き替え時期は、「築年数」だけでなく「目に見える症状」や「下地の状態」も含めて総合的に判断することが大切です。

とくに、雨漏りや屋根材の破損が見られる場合は、早急に対処しないと建物内部の構造材にまで影響が及ぶ可能性があります。

私たち街の屋根やさんでは、無料点検を通じて屋根の状態を細かくチェックし、お住まいに最適なリフォームプランをご提案いたします。

「そろそろ葺き替えかな？」と思ったら、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

葺き替え工事の参考費用は、およそ110万～220万円となります。