　塗装工事を依頼すると、イメージよりも日数が必要だと知って驚きませんでしたか？

　屋根塗装工事は足場の仮設や撤去も含め、最短で5日前後が必要となります。
　※天候や屋根の状態・面積によってはそれ以上かかるケースも多いです。

　そして、塗装のスケジュールや仕上がりにも大きく影響を与えるのが塗料の乾燥時間です(^▽^)/

屋根塗装の乾燥時間は決まっている？

　屋根塗装の乾燥時間は塗料メーカーや製品によって決められています。

　多くの塗料は、気温23℃ぐらいですと「約3時間以上」と指定されていることがあります。

　気温や湿度によってこの時間は変化し、例えばパーフェクトベストの場合は以下のような乾燥時間の目安が提示されています。

・5～10℃：6時間以上
・23℃：3時間以上
・30℃：2時間以上

　気温が高いほど早く乾燥してくれるのは、イメージ通りと言えますね(^▽^)/

　ただ、やはり塗装工事というのは現場とその時々の天候によって環境が大きく変わります。
　メーカーもあくまで目安の時間としており、実際には次の工程に移っても問題ないかを現場で判断することが重要となります。

指触乾燥と完全乾燥の違い

　指触乾燥は文字通り、指で触っても問題がないくらいの乾燥状態を指します(^▽^)/

　一見すると乾燥が完了したように思えますが、指触乾燥ではあくまで表面が硬化した状態です。
　指触乾燥の段階で重ね塗りをしても施工不良を引き起こす危険性があります。

　軽くこすっても跡が残らないくらいに乾燥する「半硬化乾燥」になると、重ね塗りが可能となります。

　そして、最終的に内部までしっかり乾き切ることが完全乾燥となります。

乾燥時間はなぜ重要？分かりやすく解説！

　なぜここまで細かく乾燥時間の目安が示されているかというと、それほど塗装の工程において十分な乾燥を待つことが重要だからです。

　屋根塗装は基本的に「下塗り」「中塗り」「上塗り」と三段階に分けて塗装を重ねるため、次の塗装工程が発生する下塗り・中塗りでは特に乾燥時間が重要となります。

　そこで十分な乾燥を待たないまま重ね塗りをしてしまうと、短い期間で塗装が剥がれやすい状態になったり、内側の水分が表面の塗膜を膨らませて仕上がりを悪くすることが考えられるのです。

　塗料の艶や色にも影響が出ることもあります。

　見た目だけではなく、屋根材を紫外線や雨水から保護するという役割が塗膜にはありますので、その機能を長期間維持できずに剥がれやすくなってしまうのは塗装メンテナンスの本末転倒です(-_-；

　適切な乾燥時間を守ることで、塗料がしっかりと固まり、屋根を効果的に保護することができるようになるのです。

乾燥時間をしっかり重視する業者に塗装を依頼しましょう！

　本記事でご紹介したように、塗装の乾燥時間を確保して問題ない状態での重ね塗りをすることは重要です。

　中にはスケジュールを短縮して工事費を安くしたり、突然の天候不良で塗装時間を早めてしまうような業者も存在しているため、しっかりと塗装の実績や評価のある業者に塗装を依頼するようにしましょう！

　私たち街の屋根やさんは点検・お見積もりは無料であり、工事の打ち合わせやご質問への回答には分かりやすい説明を心掛けております。
　ぜひ実際に工事担当と接してみて信頼できるかも判断いただければと思います！