　屋根塗装は屋根の基本的なメンテナンス方法であり、スレート・金属屋根など多くの屋根材で必要されています。
　一方、「塗装」と聞くと「屋根の美観を整えるもの...」というイメージも強い事から、塗装メンテナンスを後回しにされてしまう方も多くいらっしゃいます。

　しかし、屋根塗装は美観の回復だけに行われる訳ではありません！

　この記事では、屋根塗装の必要性と併せ、塗膜の劣化症状・屋根塗装を行う頻度の目安年数まで詳しくご紹介いたします。

屋根塗装の必要性

　屋根は日々、紫外線や風雨にさらされるため、時間の経過とともに劣化していきます。
　はじめに、屋根塗装の必要性を「景観維持」「塗膜の保護」「機能性の向上」という3つの観点からご紹介いたします。

①屋根の景観を美しく保つ

　屋根は建物の印象を左右する重要な部分です。
　しかし、年月が経つと色あせや汚れが目立ち、建物全体の美観を損ねてしまいます。

　塗装を定期的に行うことで屋根を綺麗な状態に保ち、新築のような美しさを維持できます。

　また、カラーチェンジをすることで、建物の雰囲気を一新することも可能です！

②塗膜の保護機能を回復する

　屋根塗装によって形成される塗膜は、水分に弱い屋根材を守る大切な役割を担っています。
　しかし、経年劣化により塗膜が剥がれてしまうと防水性が低下し、ひび割れや錆びの原因にも繋がります(>_<)

　そこで、定期的な塗装メンテナンスを行うことで塗膜の保護機能を回復し、屋根材の耐久性を向上させることができます！
　雨漏りや屋根の劣化を未然に防ぎ、長く安心して暮らせる住まいを維持できます(^^)

③遮熱効果などの機能性を付与する

　近年では屋根の機能性を向上させる塗料も存在していますが、遮熱塗料もその一つです。

　熱の原因となる太陽の赤外線を効率よく反射する事で、屋根表面の温度上昇を抑えることができます。
　屋根から室内に伝達される熱の量が低減される為、夏の暑さ対策に大きな効果を期待できます！

　また、冷房機器の稼働を抑えられる事から、電気代の削減にも繋がります(^^)/

屋根塗装メンテナンスの目安時期・劣化症状

　まず、屋根塗装メンテナンスの目安頻度としては、約10年に１度が適していると言われています。
　ただし、屋根の素材や環境によって劣化の進行は異なるため、以下のような症状が見られたら早めの対策が必要です！

　・色あせ・チョーキング現象（屋根材表面に白い粉を吹く現象）
　・ひび割れ・塗膜の剥がれ
　・コケ・カビの発生
　・（金属屋根の場合）錆びや腐食

　これらの症状を放置すると屋根材の劣化が進行し、雨漏りの原因となる可能性があります(>_<)
　早めの点検・メンテナンスで、住まいを長く守りましょう！(^^)/