2026.03.15
住宅の屋根には、雨風から建物を守るだけでなく、住まいの環境を快適に保つためのさまざまな工夫が取り入れられています。その一つが「屋根換気」、特に屋根裏の空気を入れ替える「屋根裏換気」です。この記事では屋根裏換気がなぜ重要なのか、そして屋根裏換気にはどのような方法があるのかを分かりや…

千葉市美浜区にて令和元年房総半島台風で損壊したスレート屋根に「棟板金交換工事」と「屋根塗装工事」を併せて施工しました。
お客様より「台風で屋根の棟板金が捲れてしまい不安」とのご相談頂いた事が工事のきっかけです。
実際にお話を伺うと、被害箇所の状態だけでなく屋根材の劣化も気にされていました。
火災保険の申請が可能な内容でもあった為、費用面でのご不安も和らぎ、工事をご依頼いただきました。
屋根の損傷は放置すると雨漏りに繋がる事もある為、今回の工事がどのように改善につながったのかが参考になれば幸いです。





調査すると、全体的に色褪せが進み、スレート表面の塗膜が広範囲で劣化していました。
屋根材が白っぽく見える部分は、防水性が低下しているサインです。
長期間雨水を吸収しやすい状況が続くと、屋根材の反りや割れにつながります。
陽射しの角度によっては細かな苔(こけ)も確認でき、経年劣化と台風被害が重なった状態でした。
スレート材の凹凸に沿って苔が広がり、表面がザラついて見える状況でした。
苔は水分を含むため、屋根材の寿命を縮める要因となります。
塗装前にしっかり洗浄(高圧洗浄)して下地を整えていきます。
棟板金周辺では、板金とスレートの間に隙間が生じ、強風の影響を受けた形跡がはっきり見て取れました。
板金を固定している釘が緩み、頭が浮き上がっている部分もあります。
固定力が失われると、台風時に飛散する危険性が高くなります。
釘が大きく飛び出し、棟板金の固定がほとんど効いていない箇所も確認できました。
この状態では、雨風の影響をダイレクトに受けてしまい、さらなる損傷につながります。
お客様も「こんなに浮いているとは思いませんでした」と状況に驚かれていました。
既存の棟板金と貫板を撤去した後、樹脂製貫板「タフモック」を新たに取り付けていきます。
タフモックは腐食に強く、湿気の多い環境でも劣化しにくい素材です。
職人は屋根の勾配を確かめながら一本一本を丁寧に固定し、強風でも動かないよう慎重に作業を進めていました。
次に、新しい棟板金を設置する作業工程です。
継ぎ目部分がきれいに重なり、均一なラインで仕上げられています。
固定には、ステンレス製のSUSビスを使用することで耐久性を高め、釘よりも抜けにくい構造になっています。
職人も位置を微調整しながら作業しており、仕上がりからも細かな配慮が伝わります。
高圧洗浄後の下塗り作業では、スレート材の吸い込みを抑える為、ファイン浸透シーラーをローラーで丁寧に塗布していきます。
この工程(下塗り)がしっかり行われることで、後の塗装がより密着し、塗膜の耐久性も向上します。
日差しの強い日ではありましたが、均一に仕上がるよう職人が細部まで確認しながら進めています。
下塗り後、タスペーサーを設置しました。
いよいよ、ファインパーフェクトベスト(マルーン色)で中塗り作業です。
中塗りすると、塗料が屋根全体に広がり、色ムラなく塗装されていきます。
ファインパーフェクトベストの深みのある色味がスレート材に馴染み、屋根全体が新しく生まれ変わります。
また、防藻・防カビ性能も備えているため、美観の維持にも期待できます。
仕上げとなる上塗りでは、さらにツヤが生まれ、表面の均一感が増していきます。
ローラーを動かす角度にも気を配りつつ、塗料が溜まらないよう丁寧に作業が進められていました。
乾燥も早く、作業効率が良い塗料の特性を活かしながら、確実な仕上がりを目指した工程です。
今回の工事により、棟板金の安全性が向上し、屋根全体の防水性能も大きく回復しました。
お客様からも「これで安心して雨の時期を迎えられる」とのお言葉をいただき、私たちも嬉しく思います。
自然災害による屋根の被害は気づきにくい部分も多いため、気になる症状がありましたらお気軽に街の屋根やさんへご相談ください。
お住まいを守るため、丁寧な調査と適切なご提案を心がけております。
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