築年数が経過した住まいの屋根には様々なトラブルが現れ始めます。
経年劣化によって、住まいを雨風から守るという役割を充分に果たせなくなってくるのです。
そんな時は、屋根リフォームによって屋根の機能を回復させてあげる必要があるのですが、屋根リフォームにも様々な種類があります。
今回はその中から、屋根に関するトラブルをまとめて解決できる「
屋根葺き替え工事」について解説します(^_^)/
屋根葺き替え工事ってどんなリフォーム?
屋根葺き替え工事とは、既存の屋根材を撤去してから、新しい屋根材を使用して屋根を葺き替えるリフォーム方法です(^_^)/
このリフォーム方法では、既存の屋根材を撤去した際、屋根の下地である防水紙や野地板のメンテナンスも行うことができ、屋根に関するトラブルを全て解決することができます!
屋根葺き替えのタイミング
屋根材が経年劣化によって寿命を迎え、屋根葺き替えが必要になるタイミングは屋根材や住まいの環境によって異なりますが、おおよそ以下の様に言われています。
▼屋根の寿命・
いぶし瓦:
30年~50年・
セメント瓦、モニエル瓦:
30年 ~40年・
スレート:
20年 ~30年・
アスファルトシングル:
10年 ~20年・
トタン:
15年 ~20年・
ガルバリウム鋼板:
25年 ~35年 上記を目安にして、屋根リフォームを検討されると良いでしょう(^_^)/
また、上記の年数に達していなくても、
雨漏り被害にあった場合には屋根葺き替えや屋根カバー工法を検討する必要が出てくる場合もあります。
特に、
雨漏りの原因が経年劣化による不具合の場合は、屋根全体に劣化が及んでいる可能性があり、部分的な補修ではなく、屋根全体のリフォームが必要になるケースがあるのです。
施工事例の紹介
ここからは、街の屋根やさんで施工した屋根葺き替え工事の様子をご紹介します(^_^)/
雨漏りが発生したスレート屋根
築25年程が経過したスレート屋根ですが、雨漏りが発生したとお問い合わせをいただき、点検にお伺いしました。
屋根に葺かれたスレートは築年数なりに劣化していました。
塗装が劣化して屋根全体に苔や藻が繁殖し、
スレートのひび割れや
補修跡も所々に見受けられます。
小屋裏の様子
屋根の点検が済んだ後は、小屋裏に上がって雨漏り状況を確認します。
屋根の下地となる野地板や構造材に雨水が染み込んで黒ずみ、白くカビが生えています。室内の雨漏りに気付いたのはつい先日とのことでしたが、小屋裏の様子を見ると、雨漏り自体は随分前から発生していたようですね(+_+)
工事のご提案
屋根の傷みはもちろん、小屋裏の様子から雨漏りによって下地まで傷んでいる可能性が高いと判断し、屋根葺き替え工事をご提案しました。
お客様も下地の状態を随分気にされており、ご用命いただきたく運びとなりました。
工事の様子~スレートの撤去~
まずは、既存の屋根の撤去を行います。
棟板金を外し、スレートを剥がしていきます。
雨漏りしていた部分は野地板が腐食していたため、腐った野地板を撤去して新しい野地板に張り替えました(^_^)/
新しい防水紙、屋根材の設置
撤去が終わった後は、新しい防水紙を敷設し、その上から屋根材を葺いていきます。
新しい屋根材は
ガルバリウム鋼板製の金属屋根材です(^_^)/
耐久性・耐震性に優れていますので、屋根リフォームにおすすめです!
葺き替え工事が竣工しました!
屋根材を葺き終え、棟板金を設置したら屋根葺き替え工事の竣工です(^_^)/
新しく生まれ変わった屋根は新築同然の輝きで、これからは雨漏りの心配もせずに済むと、お客様にも喜んでいただけました♪