- HOME
- 現場ブログ
- アスファルトシングルの劣化症状とは?メンテナンス方法と塗装をおすすめしない理由
アスファルトシングルの劣化症状とは?メンテナンス方法と塗装をおすすめしない理由
シート状で割れず、独特のグラデーションが美しいことから採用されることが増えた「アスファルトシングル」。
北米で長い歴史を持つ非常に優秀な屋根材ですが、日本ではまだ情報が少なく、どのような状態になったら修理やメンテナンスが必要なのか分からず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
柔らかい素材だからこそ、スレートや瓦とは異なる独自の劣化サインが存在します。
今回は、アスファルトシングルの正しい劣化の判断基準と、塗装をおすすめしない理由について徹底解説いたします!(^▽^)/
アスファルトシングルは、ガラス繊維のマットにアスファルトをコーティングし、表面に細かい石粒を吹き付けたシート状の屋根材です。その特有の構造から、以下のような症状が現れたらメンテナンスを検討するタイミングです。
最も気づきやすい初期の劣化症状が、表面の「着色石粒(砂のような粒)の剥がれ・脱落」です。
新築や施工直後にも余分な石粒が少し落ちることはありますが、築10年前後が経過し、雨樋の底に大量の砂が溜まっていたり、庭のまわりに黒や茶色の粒がポロポロと落ちるようになったりした場合は経年劣化のサインです。
表面の石粒が剥がれて下地のアスファルトが露出してしまうと、紫外線によってシートそのものが急速に硬化し、脆くなってしまうため注意が必要です。
薄く柔軟性があるシートを専用の接着剤と釘で貼り合わせていく構造上、経年劣化で接着力が弱まってくると風の影響を強く受けるようになります。
台風や春一番などの猛烈な強風に煽られると、シートの先端がペラペラとめくれ上がったり、最悪の場合は一部が千切れて吹き飛んでしまったりすることがあります(-_-;)
剥がれた隙間から雨水が浸入すると、下地材を腐らせて深刻な雨漏りに直結するため、めくれや千切れを発見したらなるべく早い部分補修が必要です。
アスファルトシングルには、
スレート屋根のように定期的な塗装メンテナンスを推奨しておりません。
その理由の一つが、縁切り作業が難しいことです。
スレート屋根では塗装後にタスペーサーを設置し、屋根材同士の隙間を確保することで排水性を維持します。
しかしアスファルトシングルは柔軟な屋根材でることから、タスペーサーによる縁切りが適していません。
無理に塗装を行うと排水経路が阻害され、内部に水分が滞留したり、逃げ場のなくなった雨水が毛細管現象で内側へ吸い上げられ、かえって大雨漏りを引き起こすリスクも考えられます。
さらに、
アスファルトシングルの表面にある石粒そのものが保護層として機能しています。
スレート屋根のように塗膜によって防水性を維持する屋根材ではないため、塗装による保護効果は限定的です。むしろ塗料によって石粒の質感が失われたり、本来の性能を十分に発揮できなくなったりする可能性があります。
そのため、劣化が進行した場合は塗装ではなく、部分補修やカバー工法、葺き替え工事を検討するのが一般的です。屋根の状態に応じて適切な工事方法を選択することが、長期的な安心につながります。
アスファルトシングルの劣化は、石粒の剥がれや強風による千切れ、浮きや反りなどの症状から判断できます。
ぜひアスファルトシングルの劣化やメンテナンスのことでお困りごとがございましたら、私たち街の屋根やさんの無料点検をご活用ください(^▽^)/
8:30~20時まで受付中!
0120-990-366