立平葺きの勾配はどれくらい必要?緩勾配に強い理由をわかりやすく解説
屋根のリフォームや新築を検討する際、非常に重要なポイントとなるのが屋根の傾斜、つまり「勾配(こうばい)」です。
傾斜が緩い屋根は雨水が溜まりやすいため、選べる屋根材が大きく制限されてしまいます。
そんな緩勾配の屋根において、高い排水率が確保できるため活躍しているのが「立平葺き(縦葺き)」です。
今回は、立平葺きに必要な最低勾配の基準から、緩い傾斜でも絶対に雨漏りさせない秘密、そして他の工法との違いまでを詳しく解説いたします!(^▽^)/
屋根材には、それぞれ雨水を安全に排水するために必要な「
最低勾配」が法律やメーカーによって定められています。
立平葺きは金属屋根の中でも特に緩勾配に対応しやすい工法として知られています。
一般的には1寸勾配以上あれば施工可能とされており、住宅用屋根材の中でも非常に優れた対応力を持っています。
立平葺きが緩勾配に対応できる最大の理由は、高い排水性能にあります。
立平葺きは屋根の頂上から軒先まで縦方向に一枚の屋根材を施工する工法です。
そのため、雨水が途中で引っ掛かる部分が少なく、スムーズに流れていきます。
また、横方向の継ぎ目がほとんど存在しないため、雨水が浸入するリスクも抑えやすい構造です。
特に近年主流となっているガルバリウム鋼板の立平葺きは軽量で耐久性にも優れており、新築・リフォームを問わず人気を集めています。
同じ金属屋根であっても、
横葺き屋根の場合は一般的に2.5~3寸勾配程度が必要とされています。
横葺き屋根は屋根材を横方向へ重ねながら施工するため、どうしても雨水が通過する継ぎ目が増えます。
勾配が不足すると、強風を伴う雨や毛細管現象によって雨水が内部へ浸入するリスクが高まるため、立平葺きよりも大きな勾配が求められるのです。
そのため、限られた条件の中で屋根を設計する場合には、立平葺きが有力な選択肢となることも少なくありません。
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