アスファルトシングルは縁切り不要?理由とメンテナンスの考え方を解説
屋根塗装の説明でよく耳にする「縁切り」という言葉。
しかし、屋根材の種類によっては「縁切りは不要」と言われることもあり、戸惑う方も多いのではないでしょうか。
特にアスファルトシングルは、スレート屋根とは異なる構造を持つため、メンテナンスの考え方も変わってきます。
この記事では縁切りの基本から、アスファルトシングルにおける必要性についてわかりやすく解説いたします。
屋根のメンテナンスにおいて「縁切り」とは、屋根材の重なり部分に適切な隙間を作る作業のことです。
屋根材(特に薄いスレート)を塗装すると、重なり目が塗料で塞がってしまうことがあります。
隙間がなくなると、毛細管現象によって吸い上げられた雨水が逃げ場を失い、屋根の内部へと逆流してしまいます。
縁切りをして隙間を確保することで、入り込んだ水をスムーズに排出できるようになります。
これを怠ると、下地の野地板を腐らせ、深刻な雨水の浸入を招く原因になります。
スレート屋根の塗装時には、タスペーサーという小さな部材を挿入して、この隙間を物理的に維持するのが一般的です(^▽^)/
結論から言うと、アスファルトシングルにおいてタスペーサーを用いた「縁切り」は行えません。
それには、素材ならではの理由があります。
アスファルトシングルはタスペーサーによる縁切りができない
アスファルトシングルは、ガラス繊維にアスファルトを浸透させた非常に柔軟な素材です。
スレートのような硬い板ではないため、無理にタスペーサーを差し込もうとしても、素材が柔らかすぎて固定できません。
素材が密着しやすい性質はありますが、そもそも「タスペーサーを入れる」という工法自体が成立しないのです(-_-;)
アスファルトシングルの表面には、着色された天然石の粒がコーティングされています。
この石粒が紫外線からアスファルトを守る役割を果たしているため、スレートのように「防水のために塗装する」必要性があまり高くないのです。
表面の塗装が不要ということは、塗料で重なり目が塞がる心配もないということです。
したがって、塗装を前提とした「縁切り」という工程自体が発生しません。
破れてしまったりした場合に、補修を業者と検討することがメンテナンスとしては重要です。
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