- HOME
- 現場ブログ
- 横葺き屋根の施工ガイド!縦葺きとの違いや失敗しないための勾配について
横葺き屋根の施工ガイド!縦葺きとの違いや失敗しないための勾配について
ガルバリウム鋼板などの金属屋根を検討していると直面するのが、「横葺き」か「縦葺き」かという選択です。
見た目の印象だけでなく、施工方法や屋根勾配との相性によって、適した葺き方は変わってきます。
特に「横葺き」は、施工できる条件が屋根の傾斜(勾配)によって厳密に決まっています。
今回は、横葺き屋根を安全に施工するための必須知識と縦葺きとの使い分けのポイントを分かりやすく解説します(^▽^)/
金属屋根の施工方法は、大きく分けて「横葺き(よこぶき)」と「縦葺き(たてぶき)」の2種類があります。
地面に対して水平に、屋根材を横に並べていく工法です。
スレートや瓦のように段差ができるため、非常に意匠性が高く、一般住宅(特に洋風・和風問わずモダンな家)で広く採用されています。
複雑な屋根形状にも対応しやすく、最近人気の「断熱材一体型ガルバリウム鋼板」の多くはこの横葺きタイプです。
屋根の頂上から軒先(下側)に向かって、垂直に並べていく工法です。
「立平(たてひら)葺き」などが代表的で、継ぎ目が縦に通るため、非常にスッキリとシャープな印象を与えます。
雨水の流れを遮る「横の継ぎ目」がないため、雨水の排水性能が極めて高いのがメリットです。
横葺きは構造上、どうしても屋根材同士の「横の重なり目」ができます。
勾配が緩すぎる屋根に横葺きを採用すると、雨水が流れにくくなり、雨漏りのリスクが高まる可能性があります。
そのため、横葺きには製品ごとに定められた最低勾配があり、条件を満たしているかどうかの確認が欠かせません。
一般的に、横葺き屋根の施工には
「2.5寸勾配以上(または3寸勾配以上)」が必要です。
もし勾配が足りない屋根に無理やり横葺きを施工してしまうと、どんなに良い屋根材を使っても数年で雨漏りが発生する可能性があるため、注意が必要です(^▽^)/
「横葺き」と「縦葺き」、どちらが優れた工法かという問いに一概に答えはありません。
状況や好みによってベストな選択が変わるからです。
現在、非常に人気のあるアイジー工業の「スーパーガルテクト」やニチハの「横暖ルーフ」などは、基本的に横葺き専用の製品です。
逆に、勾配が非常に緩い屋根の場合には、製品の選択肢が自ずと縦葺き(立平葺き)に絞られることになります。
両方の施工に対応できる勾配の場合、デザイン性を重視して横葺きを選ぶ方も増えています。外観の雰囲気や建物全体とのバランスを考えながら選択することで、満足度の高い屋根リフォームにつながります。
横葺き屋根の施工は、デザイン性の高さが魅力ですが、お住まいの「勾配」との相性が何より重要です。
どちらの葺き方にも特徴があり、優劣ではなく条件や目的に合っているかどうかが判断のポイントになります。
屋根材の仕様やデザイン性、施工条件を総合的に考慮し、専門業者と相談しながら最適な施工方法を選ぶことで、安心して長く住み続けられる屋根リフォームを実現していきましょう。
私たち街の屋根やさんは、現在の屋根の勾配などから横葺きが施工可能かなどを判断し、希望に寄り添った施工方法をご提案いたします。
8:30~20時まで受付中!
0120-990-366