瓦の名称をやさしく解説|種類から部位名まで分かりやすくご紹介
瓦屋根は日本の住宅で古くから親しまれてきた屋根材ですが、その種類や各部位の名称は意外と知られていないことが多いものです。
業者へ点検や修理を依頼する際、「どこの部分なのか」を理解していると話がスムーズになり、必要な工事内容もより明確になります。
本記事では、瓦の種類と部位名をやさしく整理し、初めての方でも分かりやすいようにまとめました。
瓦と一口にいっても、実はいくつかの種類があり、素材や特徴によって分類されます。
古くから使われてきたのが「和瓦」で、釉薬瓦など、表面に釉薬を施したものは美しい光沢をもち、粘土を素材しているため非常に長寿命な点が特徴です。
一方、セメントを材料にした
「セメント瓦」は1970年代から1980年代にかけて広く普及した屋根材です。
和瓦よりも安価で施工ができたため当時の人気は高く、塗装による色の変更ができるため、デザイン性に優れています。
そして、近年人気が高まっているのが
「ハイブリッド瓦」で、陶器瓦の良さを残しつつ軽量化が進められているため、耐震性の面でも注目されています。
瓦屋根は複数の部材が組み合わさることで形を成しています。
まず屋根面の大部分を占めるのが「平瓦」で、一番見慣れた部分かと思います。
雨水を受け流す基本の役割をもちます。
屋根の最も高い部分に積み上げられているものが「
棟瓦」で、冠瓦や鬼瓦など、見た目の印象にも影響する重要な部材です。
棟に詰められている漆喰は雨水の浸入を防ぐ大切な場所のため、定期的な点検が欠かせません。
また、屋根の端に位置する
「袖瓦」は、風の吹き込みや雨水の浸入を防ぎ、屋根の端部を美しく納めるための役割を担っています。
これらの部材が正しく組み合わされることで、瓦屋根の耐久性や防水性能が発揮されるのです。
瓦には種類ごとの特徴があり、さらに部位ごとにも役割がしっかり分かれています。
これらを理解しておくことで、点検や修理の相談をする際もより状況を伝えやすくなり、適切な提案につながりやすくなります。
瓦屋根で気になる点がある場合は、瓦に精通した業者へ早めに相談し、お住まいを長く守っていただければと思います。
私たち街の屋根やさんでは、瓦屋根からスレート、アスファルトシングル、金属屋根まで屋根全般に対応できますので、ぜひご安心してお任せください(^▽^)/
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