- HOME
- 現場ブログ
- 軒天塗装の必要性と費用相場を解説|美観と耐久性を守るメンテナンスのポイント
軒天塗装の必要性と費用相場を解説|美観と耐久性を守るメンテナンスのポイント
家の外観を見上げたとき、屋根の裏側に見える板部分――それが「軒天(のきてん)」です。
普段あまり意識されない場所ですが、実は建物を守るためにとても重要な役割を担っています。
軒天は雨風や湿気の影響を受けやすく、定期的な塗装メンテナンスを怠ると、劣化やカビの発生につながることもあります。
今回は、そんな軒天の役割や塗装の必要性、そして費用の目安について詳しくご紹介します。
軒天(のきてん)とは、屋根の裏側部分にあたる水平の板のことを指します。
建物の外壁より外側に突き出した屋根の裏を覆っている部分で、「軒天井(のきてんじょう)」とも呼ばれます。
軒天には大きく分けて3つの役割があります。
1つ目は、屋根裏に雨風やホコリが入り込むのを防ぐ防御機能。2つ目は、屋根裏の湿気を逃がす通気機能。そして3つ目は、建物全体を美しく見せる意匠的な役割です。素材には、ケイカル板(ケイ酸カルシウム板)や合板、金属板などが使われていますが、どの素材も経年で劣化するため、一定期間ごとにメンテナンスが必要です。
軒天塗装を行う目的は、単に見た目をきれいにするためではありません。
最大の目的は、湿気や雨水による劣化を防ぐことです。
特に軒天は、屋根からの雨だれや外気の湿気が滞留しやすく、放置するとカビやシミ、塗膜の剥がれが発生します。
また、軒天が傷んでしまうと、そこから小動物が侵入したり、屋根内部の木材が腐食してしまうおそれもあります。
塗装を行うことで、防水性や防カビ性を高め、素材の寿命を延ばすことができます。特に外壁塗装や屋根塗装を行う際に、軒天の塗装も同時に実施することで、美観と耐久性を一度に保てる点も大きなメリットです。
軒天塗装の費用相場は、5万円~15万円前後(足場代別)が一般的です。
ただし、実際の費用は軒の長さや素材の状態、下地処理の有無などによって変動します。
たとえば、カビや剥がれが多く下地補修が必要な場合は、追加費用が発生することもあります。
また、軒天だけのために足場を組むとコストが割高になるため、外壁塗装や屋根塗装など、足場を使用する他の工事と同時に行うのがオススメです。
まとめて施工することで工期も短縮でき、全体の費用を抑えることができます。
軒天は、普段目立たない場所でありながら、建物を湿気や汚れから守る大切な役割を果たしています。
塗装を怠ると劣化が進み、見た目の印象だけでなく耐久性にも悪影響を与えてしまいます。
私たち街の屋根やさんでは、外壁や屋根塗装と合わせて軒天の点検・塗装も行っています。
定期的なメンテナンスで住まいの美しさと安全を長く保ちましょう。
8:30~20時まで受付中!
0120-990-366