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トタンとガルバリウムの違いとは?それぞれの特徴と最新素材の進化を解説
金属屋根といえば有名なのは「トタン」や「ガルバリウム」ですが、耐久性には大きな違いがあります。
トタンは昔ながらの屋根材として長く使われてきた一方で、近年ではガルバリウム鋼板が主流になりました。
この記事では両者の特徴を比較しながら、さらに進化した最新鋼板についてもご紹介します。
トタン屋根とは、鉄板に亜鉛メッキを施した金属屋根材です。
戦後の日本で広く普及し、軽量で加工しやすいことから多くの住宅や倉庫に採用されてきました。
しかし、
トタンの最大の弱点は「錆びやすさ」です。
亜鉛メッキが酸化してしまうと鉄が露出し、そこから錆が進行して穴あきや雨漏りにつながります。
定期的に塗装によるメンテナンスを行えば寿命を延ばせますが、
耐用年数はおよそ10~15年ほどと、近年の屋根材と比較するとかなり短めです。
とはいえ、材料コストが安く、施工もしやすいため、倉庫などの小規模な屋根には今でも選ばれることがあります。
ガルバリウム鋼板は、アルミニウム・亜鉛・シリコンの合金メッキ鋼板です。
トタンの進化版ともいえる素材で、トタンに比べて圧倒的に錆びにくく、耐久性に優れています。アルミ成分が表面を保護することで、腐食の進行を防ぎ、
耐用年数は約25年以上と長寿命。
メンテナンス回数も少なくて済むため、近年では戸建て住宅の屋根材として非常に人気があります。
また、見た目にもシャープでモダンな印象を与えるため、デザイン性を重視する方にも好まれています。
一方で、トタンよりも素材コストは高く、施工の際には専門的な技術が求められます。
しかし、長期的に見ればメンテナンス費用を抑えられるため、総合的なコストパフォーマンスは高いといえるでしょう。
近年では、ガルバリウム鋼板をさらに改良した「SGL鋼板」や同等の性質を持つ「ジンカリウム鋼板」といった新素材も登場しています。
ジンカリウム鋼板は、ガルバリウム鋼板と同じくアルミ・亜鉛合金をベースにしながら、表面に石粒を焼き付けることでデザイン性と耐久性を高めた屋根材です。
石粒が太陽光を乱反射させるため、遮熱性にも優れ、塗装が不要というメンテナンス性の高さから街の屋根やさんの工事でも多く採用されています。
また、
SGL鋼板(エスジーエル鋼板)は、ガルバリウム鋼板にマグネシウムを加えた最新のメッキ鋼板です。
このマグネシウムが腐食を抑制するため、従来のガルバリウムよりも約3倍の耐久性を持つともいわれています。
トタン屋根は手軽で安価な反面、錆びやすくメンテナンス頻度が高い素材です。
一方、ガルバリウム鋼板は長寿命でメンテナンス性に優れ、現在では住宅屋根の主流になっています。
さらに、ジンカリウム鋼板やSGL鋼板など、より高性能な金属屋根材も次々と登場しており、屋根の耐久性・デザイン性は年々進化しています。私たち街の屋根やさんでは、こうした最新素材を用いた屋根リフォームのご提案を行っております(^▽^)/
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