和瓦に塗装は不要?長持ちの理由と正しいメンテナンス方法を解説
「和瓦にも塗装が必要なのでは?」と悩んではいませんか。
実は和瓦は他の屋根材と異なり、塗装メンテナンスが不要な屋根材です。
塗装無しで長い年月を経ても美しさと機能を維持できるのが大きな特徴となります(^▽^)/
この記事では和瓦に塗装が必要ない理由と、長持ちさせるために大切なメンテナンス方法についてより深堀り解説します。
和瓦とは日本の伝統的な焼き物の屋根材で、主に粘土を高温で焼き固めたものです。
この焼成過程で表面にガラス質の膜が形成されるため、非常に防水性と耐久性に優れた素材になっています。
そのため、
スレートや金属屋根のように「塗装で防水性を維持する必要」がなく、
塗装メンテナンスをしても見た目を変える以外の効果がないのです。
特に釉薬(ゆうやく)瓦と呼ばれるタイプは表面が滑らかで水を弾きやすく、紫外線や酸性雨にも強いため、美しい色合いを長期間維持できます。
陶器と言っても差し支えないので、お皿などをイメージすれば塗装が不要な理由も分かるかと思います(*^^)v
一方で、「表面が色あせて見える」といった理由で塗装を希望されるケースもありますが、実際には塗料が密着しにくく、数年で剥がれてしまうことがほとんどです。
つまり、和瓦に塗装を施すことは費用対効果が低く、むしろ逆効果になってしまう場合もあるためオススメしていません。
和瓦は非常に寿命の長い屋根材で、耐用年数はおよそ50年以上、適切に管理すれば100年近くもつと言われています。
しかし、瓦そのものは丈夫でも、瓦を支える下地や漆喰部分は経年によって劣化します。
まず注意したいのが、瓦の接合部に使われている漆喰(しっくい)です。
また、瓦の下にある防水シート(ルーフィング)や野地板も長年の湿気や熱で劣化するため、30年ほど経過した時点で点検や交換を検討しましょう。
和瓦はもともと防水性が高く、塗装をしなくても長く使える屋根材です。
重要なのは、瓦そのものではなく漆喰や下地材の定期点検・補修です。
私たち街の屋根やさんでは、和瓦屋根の点検から補修まで一貫して対応しております。
「長く住み続けたい」「古い瓦屋根をきれいに保ちたい」「いっそリフォームで新しい屋根にしたい」とお考えの方は、ぜひ一度専門スタッフにご相談ください。
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