スレート葺き屋根とは?種類やコロニアルとの違いをわかりやすく解説
屋根の種類を調べていると
「スレート葺き」という言葉を目にすることが多いのではないでしょうか。
軽量でコストパフォーマンスに優れるため、日本の戸建て住宅で広く採用されてきた屋根材です。
この記事ではスレート葺き屋根の特徴や種類、さらに「コロニアル」との関係についてわかりやすく解説していきます!
スレート葺き屋根とは、板状の屋根材を一枚一枚重ねて施工する屋根のことを指します。
もともとは天然の粘板岩を薄く加工したものが使われていましたが、現在日本の住宅で普及している「スレート葺き」とはセメントを主原料に繊維を混ぜて成形した「化粧スレート」を指すのが一般的です。
軽量で施工性が高く、コストも比較的抑えられることから、多くの住宅で採用されてきました。
特に木造住宅においては、軽さが耐震性を高めるメリットとしても評価されています。
一方で、表面の塗装が劣化すると防水性が落ち、ひび割れや雨漏りにつながるリスクがあるため、定期的な点検や
塗装メンテナンスが欠かせません。
住宅で使われているスレート葺き屋根にはいくつかの種類が存在します。
かつてはアスベストを含むタイプが主流でしたが、健康被害の問題から2004年以降はアスベストを含まない「ノンアスベストスレート」へと切り替わりました。
ただし、このノンアスベストタイプは強度面でやや劣り、割れやすいというデメリットも指摘されています。
そのため、
メンテナンスやリフォームの際には素材の状態をしっかり確認することが大切です。現在流通しているスレートもノンアスベストですが、十分な耐久性を確保できるようになったため安心してお選びいただけます(^▽^)/
スレート葺き屋根を調べていると
「コロニアル」という言葉もよく耳にするかと思います。
実はコロニアルとは、スレート屋根の一種で、化粧スレートの代表的な商品名です。
もともとは大手建材メーカー・クボタ(現:ケイミュー)が販売していた化粧スレートの商品名で、やがて
「スレート=コロニアル」と混同されるほど一般的に広まりました。
それほどまでにコロニアルは代表的な製品だったのです。
そのため
「スレートとコロニアルは何が違うのか」と疑問を持たれる方も多いのですが、厳密には同じ分類に含まれます。
つまり、コロニアルはスレートの中の一商品であり、名称の違いにすぎません。
流通量が多く知名度も高いことから、屋根リフォームの現場では「スレート=コロニアル」として説明されるケースが多いのです。
まとめると、スレート葺き屋根は種類によって性能や特徴が異なり、その中でもコロニアルは最も普及した化粧スレートの代表格と言えます。
メンテナンスや葺き替えを検討する際には、素材や商品名の違いを理解しておくことが、正しい判断につながるでしょう。
私たち街の屋根やさんでは、スレートの塗装メンテナンスの目安が
税込484,000円~880,000円となっています。
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