塗装は下地の状態こそ重要、そんな話を聞いたことはありませんか？

ですが、下地の状態がどのように塗装工事へ関わってくるのかを熟知されている方は少ないかと思います。

塗装工事では必ず行われる「下地処理」の重要性についてご紹介していきます。

塗装における下地とは

外壁や屋根の塗装工事を行う際に欠かせないのが「下地（したじ）」の状態のチェックと必要に応じた補修です。

塗装を行う素地や塗装面を指す

下地とは、塗装を行う素地そのものや塗料を塗る面（塗装面）を指します。

たとえば屋根であればスレートや金属、外壁であればモルタルやサイディングが下地となります。

下地の状態によって塗装の品質が大きく変わる理由

塗装工事は単に塗料を塗るだけの作業ではありません。

前述した下地の状態が悪いまま塗装をしてしまうと、どれほど高性能な塗料を使っても長持ちしにくくなってしまうのです。

特にひび割れや汚れを放置したままでは、新しく塗った塗膜の密着性が低下し、数年で剥がれてしまう可能性もあります。

そのため、下地の状態を整えることが塗装工事の品質を左右する最重要工程といえるのです(^▽^)/

下地処理の方法や種類

塗装前には必ず下地処理が行われます。

主な方法には次のようなものがあります。

高圧洗浄

まず表面に付着した汚れやカビを高圧洗浄機でしっかり洗い流します。

汚れが残っていると新しい塗料が密着しないため、この作業は非常に重要です。

ひび割れの補修

外壁材のモルタルや屋根材のスレートには細かなひび割れが入っていることがあります。

あまり目立たない劣化とも言えますが、これを補修せずに塗装してしまうと塗膜が上手く形成されず、剥がれる起点となってしまうことが考えられます(-_-；

シーリング材等でしっかり埋めてから塗装することで、耐久性の高い仕上がりになります。

金属部分へ行うケレン

金属屋根や金属サイディングの場合は「ケレン」と呼ばれる作業を行います。

これは金属特有の劣化症状であるサビや古い塗膜を削り落とし、表面を整える工程です。

サビを残したまま塗装すると腐食が進んでしまうため、ケレンで素地を整えてから塗料を塗布します。

これらの下地処理を怠ると、見た目は一時的に綺麗でも、すぐに塗膜が浮いたり剥がれたりしてしまうのです。

また、金属面はツルツルしていて塗膜が密着しにくい性質となっていますので、あえてヤスリなどで傷をつける「目荒らし」を行うことも、今後の塗装の耐用年数を左右する重要な処理工程となります。

まとめ：下地処理をしっかり行う業者に依頼しましょう！

塗装工事の品質を決めるのは、どの塗料を使うかだけではありません。

「下地処理をどれだけ丁寧に行ったか」こそが塗装の寿命を大きく左右する要素です。

一見すると塗料の種類や色ばかりに目が行きがちですが、業者選びの際には「下地処理の方法や内容を丁寧に説明してくれるか」をぜひ確認してみてください。

実際の施工事例や、どんな補修を行ったかを写真で見せてもらえる業者であれば安心です。

私たち街の屋根やさんでは、塗装工事の費用相場は税込484,000円～880,000円となっております。

施工事例一覧から様々な工事の詳細な写真をご確認いただけますので、ぜひご確認ください(^▽^)/