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コロニアル屋根の特徴とメンテナンス方法、塗装・縁切り・リフォームのポイント
塗装だけではなく、寿命を迎え始めたことでリフォームの問い合わせも増えてきているのが「コロニアル屋根」です。
あらゆる屋根材の診断や工事を行ってきた街の屋根やさんが、最も対応した数の多い屋根もおそらくコロニアル屋根でしょう(^▽^)/
今回はコロニアル屋根について基礎的な事を知りたいという方に向け、解説していきます!
「コロニアル屋根」とは、一般的に軽量スレート屋根材のことを指します。
瓦屋根と比べて重量が軽いため耐震性に優れており、デザインやカラーのバリエーションも豊富なことから、新築やリフォームで多く選ばれてきました。
ただし、現在においては最も軽量かつ耐久性にも優れたガルバリウム鋼板などの金属屋根材が新築・リフォームの両方で台頭しています。
よく混同されやすいのが「コロニアル」と「スレート」の違いです。
スレートは屋根材全般の種類を指す言葉で、コロニアルはその中の一製品名に過ぎません。
ただ、中でも「コロニアル」はケイミュー株式会社が販売する製品のブランド名で、現在ではスレート屋根材の代名詞として広く使われいるようになりました。
なので、コロニアル屋根はスレート屋根を指している言葉として覚えてしまっても問題ありません。
コロニアル屋根は、定期的な
塗装によるメンテナンスが基本です。
スレート材そのものは防水性を持たないため、塗膜によって表面を保護しなければなりません。
塗装が劣化すると防水性が失われ、雨水を吸収して割れや反りといった不具合につながります。
また紫外線の影響も強く受け、それも劣化に繋がります。
そのため、
おおよそ10~15年前後を目安に塗装工事を検討することが推奨されています。
塗装時に重要なのが
「縁切り」という工程です。
スレートの重なり部分に塗料が固まってしまうと、雨水の逃げ道が塞がれ、逆に雨漏りを招いてしまいます。
そこで、
街の屋根やさんが隙間を確保するためによく使用しているのが「タスペーサー」です。
近年の屋根塗装ではタスペーサーを使って縁切りを行うのが主流で、仕上がりの品質や屋根の寿命に大きく関わるポイントとなります。
コロニアル屋根は適切に塗装を繰り返すことで長持ちしますが、屋根材そのものが寿命を迎える場合もあります。
最近は特に多くなってきているようです。
特に2000年代初頭に製造された一部のノンアスベスト製品は、強度不足により短期間で割れや欠けが生じるケースも報告されています。
このような場合は塗装では十分な補修ができないため、
屋根カバー工法や
葺き替え工事といったリフォームが必要です。
リフォームでは、軽量で耐久性に優れる金属屋根材やガルバリウム鋼板、さらには石粒付き鋼板などが人気です。
これらは防錆性や耐候性に優れ、塗装の回数を減らせる点もメリットとなります。
コロニアル屋根のメンテナンスは、塗装で済む場合もあれば大規模なリフォームが必要になる場合もあります。
まずは屋根の状態を専門業者に診断してもらい、最適な工事方法を検討することが安心につながります。
8:30~20時まで受付中!
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