屋根塗装は塗料を何度か重ね塗りをして、屋根材を保護するための丈夫な塗膜を形成します。

そこで重要になってくるのが、それぞれの塗装段階における乾燥時間です。

今回は乾燥時間を守る重要性や、乾燥が不十分だった場合のリスクなどをご紹介していきます。

屋根塗装で乾燥時間が重要な理由

冒頭でもお伝えしたように屋根塗装を行う際には、塗料の「乾燥時間」を適切に守ることが非常に重要です。

乾燥時間は塗装の品質に直結し、仕上がりや耐久性に大きな差を生むためです。

乾燥時間が足りないと、重ね塗りした塗膜が剥がれやすくなる

乾燥が不十分なまま次の工程に進んでしまうと、重ねる塗膜同士がしっかり密着せず、将来的に剥がれやすくなる原因となります。

特に屋根は常に直射日光や雨風にさらされるため、密着力の弱い塗膜では想定よりも早く劣化が進んでしまうことも少なくありません。

突然の雨で工期が伸びてしまうことを避けるためなどのケースにおいて、乾燥が不十分なまま施工を強行する業者も中にはいるようですので、注意が必要です。

乾燥時間が長すぎても、ゴミやホコリが付着して品質が悪くなる

一方で、乾燥時間が必要以上に長く空いてしまうと、その間に砂ぼこりやゴミが塗膜表面に付着し、上に重ねる塗料の仕上がりが悪くなったり、耐久性が損なわれたりするリスクもあります。

つまり「短すぎても長すぎても良くない」のが屋根塗装の乾燥時間なのです(^▽^)/

施工品質を確保するためには、適切なタイミングで塗り重ねを行う職人の技術と判断力が求められます。

各メーカーが塗料に乾燥時間の目安を設けている

屋根塗装で使用される塗料は、各メーカーが製品ごとに「乾燥時間の目安」を設定しています。

これは塗料の成分や特性に合わせて、もっとも適した乾燥時間を導き出したものです。

たとえば「夏場は2～3時間以上」「冬場は6時間以上」といったように、気温や湿度によって基準を変えているケースがほとんどです。

現場判断に委ねられます

ただし、これらの時間はあくまで「塗り重ねが可能になる目安」であり、実際の施工現場では天候や環境の影響を受けるため、職人の判断が欠かせません。

晴れていても湿度が高ければ乾燥は遅くなりますし、気温が低ければさらに時間を置く必要が出てきます。

そのため、メーカーの目安を参考にしつつ、現場状況に応じて柔軟に対応することが重要なのです。

乾燥時間や状態確認を徹底している業者に依頼しましょう

屋根塗装の依頼先を選ぶ際には、この乾燥時間をきちんと守って施工してくれる業者かどうかを確認することが大切です。

丁寧な業者であれば、天気を細かくチェックして工程の途中で乾燥時間に問題が出ないかを確かめ、必要に応じてスケジュール調整が再度必要になることをしっかり報告してくれるはずです。

屋根塗装における「乾燥時間」は、仕上がりの美しさや耐久性を左右する非常に大切なポイントです。

適切な乾燥時間を守れる信頼できる業者に依頼し、長持ちする屋根を実現してください。
業者を見極める判断としては、打ち合わせ時の説明が丁寧であるかや、これまでの口コミで塗装の品質についての評価がどうであるかを調べてみることがオススメです。

また、過去の施工事例で乾燥時間の他に、スレートであればタスペーサーによる縁切りを行っているかなども確認することが重要です(^▽^)/

私たち街の屋根やさんでは、屋根塗装の参考費用を税込484,000円～880,000円としておりますが、実際には屋根面積や使用塗料でも大きく変わってきますので、一度無料でのお見積もり作成をお試しいただければと思います！