屋根の塗り替えを検討する際に、「遮熱塗料」という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

夏の暑さ対策として人気のある塗料ですが、実際のところ「本当に効果があるのか？」と疑問を持たれることもあります。

今回は遮熱塗料の効果とその特性、そしてより効果的に活かすためのポイントをご紹介します(^▽^)/

遮熱塗料の効果に疑問が持たれる理由

遮熱塗料には確かに温度上昇を抑える働きがありますが、「劇的に涼しくなる」といった効果を期待しすぎると、少しギャップを感じるかもしれません。

まずは、なぜ効果に疑問がもたれやすいのかを見ていきましょう。

商品によって耐久性や遮熱効果の質が異なる

遮熱塗料と一口にいっても、メーカーやグレードによって性能差は大きく、特に価格帯によって耐用年数や遮熱性に違いが出る場合があります。

安価な塗料では効果が持続しにくいこともあるため、商品選びが重要です。

遮熱塗料はあくまで屋根温度の上昇を抑える役割

遮熱塗料の主な効果は、太陽光の赤外線を効率よく反射し、屋根材自体の温度上昇を抑えることです。

そのため、「家の中が冷たくなる」といった直接的な冷却効果はありません。

室温上昇を抑える効果はありますが、どうしても次第に屋根の表面は熱を持っていきますので、最終的には暑くなってしまうかもしれません。

あくまで暑さ対策の補助的な役割と考えるのが良いでしょう(^▽^)/

効果があるのは屋根の直下にあるお部屋など

遮熱塗料の恩恵を感じやすいのは、屋根のすぐ下にある2階の部屋や屋根裏スペースです。

2階建ての場合、1階の部屋にはほとんど影響がないため、生活空間との距離によって体感に差が出ることがあります。

遮熱塗料を活かすためのポイント

遮熱塗料の効果を最大限に引き出すためには、いくつかのポイントを意識することが大切です。

遮熱効果の高い色を選ぶ

白や明るいグレーなど、明度が高い色ほど熱の反射率が高くなります。

色味を優先する場合も多いですが、遮熱性を重視するなら、なるべく明るい色を選ぶようにしましょう。

耐久性や効果の高い遮熱塗料の商品を選ぶ

信頼性のあるメーカーの高グレード商品であれば、遮熱性能も長持ちしやすくなります。
例えば大手メーカーの「日本ペイント」から出ているサーモアイを街の屋根やさんではよく使っています。

生活環境と遮熱塗料の効果範囲を確かめる

先述の通り、遮熱塗料の効果が感じられるのは屋根直下のスペースがメインとなります。
リビングが1階にある場合は、体感としてはあまり変化がない可能性もあるため、1階部分であれば外壁部分への断熱塗料での塗装が効果的です。

断熱材の改修など、他の暑さ対策も見直す

屋根の断熱性能を高めたいのであれば、遮熱塗料だけでなく、断熱材の見直しや換気棟を用いた天井裏の換気対策もあわせて検討するのがおすすめです。

複合的に対策をとることで、より快適な住環境を実現できます。

私たち街の屋根やさんでは、上記でお伝えしたような遮熱・断熱対策にも幅広く対応しておりますので、ぜひ何でもお気軽にご相談ください(*^^)v

屋根塗装の費用相場は、税込484,000円～880,000円となっております！