屋根塗装・外壁塗装のお見積もりを取ってみて、内容に「下地処理」といった項目や単語がありませんでしたか？

費用にも関わっている部分のため、「塗装の前にやるみたいだけど、どんな意味があるんだろう？」と気になる方も多いのではないでしょうか(^▽^)/

今回はそんな下地処理について解説をしていきたいと思います！

塗装の下処理が重要な理由

屋根や外壁の塗装工事において非常に重要なのが「下処理」です。

これはプロの施工から趣味のDIYまで共通して言えることでもあります(*^^)v

下地処理は塗装の質を左右します

塗料を塗る前には、必ず下地の状態を整える作業を行わなければなりません。

なぜなら、塗料はきれいな下地でないと密着しにくくなるためです。

もし古い塗膜や汚れ、ひび割れなどの劣化要素が残ったまま塗装をしてしまうと、耐用年数20年前後のグレードの高い塗料でも数年で剥がれてしまったり、早期に劣化が進んでしまうリスクがあります。

つまり、下処理の良し悪しが塗装の仕上がりや耐久性に直結するのです(^▽^)/

塗装の美しさだけでなく、メンテナンスとしての効果を長持ちさせるためにも下処理は欠かせない工程なのです。

塗装の下処理は何をする？

では、具体的にどんな下処理が行われるのでしょうか。
代表的な作業内容をご紹介します。

高圧洗浄

まず行うのが高圧洗浄です。

屋根や外壁の表面には、経年によるホコリ・コケ・カビの付着をはじめ、排気ガスなどによる汚れなどが付着しています。

これらを高圧の水で徹底的に洗い流すことで、塗料の密着性を高める下地を作ります。

汚れが残っていると塗料がうまく乗らず、早期剥離の原因になりますので、非常に重要な工程です。

クラック補修

スレートなどの表面にはひび割れ（クラック）や欠損が生じていることもあります。

原因としては経年劣化や台風による飛来物との衝突など様々です。

このまま塗装してもひびは埋まらず、塗膜がすぐに剥がれる原因になったり水が浸入してスレート自体を傷める可能性があるため、塗装前にシーリング材などでクラックを埋める処理を行います。

特に屋根や外壁の防水性を保つために欠かせない作業です。

金属の場合はケレンも重要

トタン屋根やガルバリウム鋼板屋根、そして棟板金などの金属部分の塗装では「ケレン作業」という下処理が必須です。

ケレンとは、サビや古い塗膜を削り落として下地を整える作業のことです。

これを丁寧に行うことで、金属面でも塗料の密着性が大きく向上し、仕上がりも美しくなります。

錆を落としておかなければ、結局塗膜の内部で錆びの侵食が続いてしまいますので、建材の耐久性を確保する上でも重要な工程となります。

また、ケレン作業後に錆止め塗料を塗ることで、金属部分の腐食を防ぐ効果も高まります(^▽^)/

塗装は下地処理を含めしっかりやってくれる業者に依頼しましょう

塗装工事を検討する際には、「しっかりと下処理をしてくれるか」という視点を持って業者を選ぶことも大切になります。

一見、仕上がりはキレイに見えても、下処理が不十分だと数年で不具合が発生してしまうこともあり、すぐに施工不良に気づけないことが厄介なポイントなんです(-_-；

適切な工程を省かず、下処理を丁寧に行っているかどうかが信頼できる業者の見極めポイントです。

サイトで公開されている施工事例などをいくつか確認し、しっかりと写真付きで下地処理の様子も紹介されていれば、それぞれの現場でしっかりと施工していることがわかります(^▽^)/

また、貰った見積もりの中で不明点があれば遠慮なく質問しましょう。

私たち街の屋根やさんでは、塗装工事前の下処理も一切手を抜かず、長持ちする塗装を実現するための丁寧な施工を行っております。

まずは現地調査・お見積もりから、お気軽にご相談ください。

屋根塗装の参考費用は足場代を含め「税込484,000円～880,000円」が街の屋根やさんの相場となっております(^▽^)/