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スレート屋根のアスベスト含有の見分け方は?判断の目安や確認方法を解説!
スレートの中にはアスベスト(石綿)が含まれているものが多く存在します。
アスベストは飛散すると健康被害を引き起こすおそれがあるため、リフォームや解体の際には慎重な対応が求められ、ノンアスベストスレートに比べて葺き替え時の費用もかかります。
そのため、「我が家のスレートはアスベストを含んでいるのか知っておきたい」とお考えになられる方も多いのではないでしょうか。
あくまでも目安となりますが、本記事ではご自宅のスレート屋根にアスベストが含まれているかどうかを見分けるための方法をご紹介いたします。
アスベストの見分け方として大きな基準となるのが、建物の建築時期や屋根材の製造年です(^▽^)/
日本では2004年以前までアスベスト入りのスレート屋根が一般的に流通しており、2004年以降から段階的にアスベスト使用が制限されていきました。
実質的に使用が禁止されたのは2006年です。
つまり、2006年以前に建てられた住宅や、屋根リフォームを行っていた場合はアスベスト含有の可能性があるということです。
特に1990年代前半頃までに製造されたスレート屋根はアスベスト含有の可能性が高くなります。
ただし、「2006年以前なら絶対にアスベスト」というわけではなく、在庫品や業者の手持ち分が使われていたケース、禁止される前からノンアスベストスレートも流通していたという背景がもあるため、あくまで目安として判断してください(^▽^)/
スレートの製品名や種類によってアスベストの有無を見分けられるものが存在します
製品によっては、「アスベスト入り」と明記されていたものや、逆に「
ノンアスベスト製品」として販売されていたものもあります。
▼ノンアスベスト製品の例・旧クボタ:コロニアルNEO(2001年~)・ケイミュー:コロニアルクァッド(2009年~)
製品名が分かっていれば、ある程度の判別が可能です。
ただし、屋根の表面を見ただけでは製品名まで分からないことが多いため、専門業者による確認が必要となることもあります。
また、同じ製品名であっても
アスベスト含有時代とノンアスベストに切り替わった時期を跨いでいるスレートも存在しています。
例としてはセキスイの
「かわらU」が該当し、
1975年~1990年の途中までがアスベスト含有時代、1990年途中~2007年までがノンアスベストとなっています。
最も信頼性が高いのは、アスベスト使用状況のデータベースでの照合です。
国土交通省や民間団体、建材メーカー各社が、過去に販売していたスレート屋根材のアスベスト使用有無について情報を公開しています。
たとえば、国土交通省と経済産業省が運営している「石綿含有建材データベース」のホームページ上では、製品名・製造番号でアスベスト含有の有無を調べることができます。
製品名や製造番号が分かっている場合は、これらのデータベースと照合することで、かなり正確な情報を得ることができます。
ただ、図面にスレートの製品名や製造番号が載せられていない場合、これらの情報を確かめるには屋根のスレート材を剥がして裏面を確認するしかなく、どちらにしろその作業は業者に依頼する必要があります。
ご自身で判断や確認ができる方法・目安をご紹介してきましたが、実際にはスレート屋根のリフォーム前にアスベスト調査を行うことが業者に義務付けられています。 私たち街の屋根やさんでは、アスベストの含有有無に関する調査に必要な資格を有しており、安全なリフォーム方法のご提案まで丁寧に対応しております。
スレート屋根から金属屋根へ葺き替える場合、相場は約130~180万円となります。 まずはお気軽にご相談ください(^▽^)/
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