コロニアルの施工方法をご紹介!葺き替えとカバー工法の違いも解説
コロニアルは、セメントと繊維を主成分としたスレート屋根材の一種で、瓦屋根よりも軽量、デザイン性も高いため多くの住宅で採用されています。
このコロニアルを施工するには、「葺き替え」または「カバー工法」という2つのリフォーム方法が選ばれます。
葺き替えとは、
既存の屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材に取り替える工事方法です。
現状の屋根において下地や防水シートが劣化している場合や、
雨漏りが発生している場合には、葺き替えによって屋根全体を新しくすることが推奨されます。 費用はやや高めですが、屋根の耐久性を根本から見直すことができます(^▽^)/
注意点として、金属屋根の場合は葺き替え工事でコロニアルを選ぶことができません。 金属屋根で建てられたお住まいは金属屋根材の重量に耐えられるよう設計されていますが、より重いコロニアルを葺くことになると耐震性に問題が発生する可能性が高くなるためです。
一方、
カバー工法(重ね葺き)は
既存の屋根材の上から新しい屋根材(主に金属系)を重ねて施工する方法です。
既存の屋根を撤去しないため、工期も短く、廃材も少なくて済むのがメリットです。
ただし、屋根下地の状態が悪い場合や、二重構造による荷重制限に問題がある場合には適用できないケースもあります。
また、「可能」という観点からカバー工法でのコロニアル施工をご紹介しましたが、実際にはより軽量なガルバリウム鋼板などの金属屋根材を使用することが多く、コロニアルを勧めることはほとんどありません。
コロニアルを新しく施工する場合の基本的な工程をご紹介します。
※ここでご紹介するのは、主に「葺き替え工事」の際の流れになります(^▽^)/
まず最初に、既存の屋根材をすべて撤去して下地の状態を確認します。
必要に応じて野地板の補修や交換を行い、その上にルーフィング(防水シート)を丁寧に敷設します。 このルーフィングは、雨水の浸入を防ぐ非常に重要な工程です。
続いて、屋根の軒先部分から順にコロニアル本体を一枚一枚、重ねながら設置していきます。
コロニアルは平らで薄いため、一定の重なり幅を確保しながら、釘や専用のビスでしっかりと固定していきます。
屋根のてっぺんにあたる棟部分には、
棟板金を取り付け、防水性と仕上がりの美しさを整えます。
また、
雪止め金具などの付帯部材も必要に応じて設置されます。
コロニアルの施工には、正確な寸法取りや重ね幅の管理、防水処理など、専門知識と丁寧な作業が求められます。 施工不良は雨漏りや耐久性の低下を招くため、信頼できる施工業者に依頼することが大切です。
私たち街の屋根やさんでは、コロニアルに関連したリフォーム・塗装メンテナンスなど幅広い施工実績がありますので、なんでもご相談いただければと思います(^▽^)/ また、施工後10年を目安に塗装などの定期的なメンテナンスを行うことで、美観や防水性を長く維持することができます。
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