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台風被害にあった屋根をカバー工法で修繕!カバー工法のメリット・デメリットは?
毎年のように発生する大型台風。
特に屋根は、強風や飛来物の影響で瓦や棟板金が飛ばされたり、スレートが割れたりと、甚大な被害を受けやすい箇所です。
台風後に屋根の破損を発見した場合、すぐに応急処置をしても、その後どのような方法で修繕すべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
屋根修理にはいくつかの方法がありますが、今回はその中でも「カバー工法」に着目して解説をしていきます。
台風被害に遭った屋根に対して、カバー工法はどのような場合に有効なのか、そしてそのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
カバー工法とは、既存の屋根を撤去せずに、その上から新しい屋根材(主に軽量の金属屋根など)を重ねて施工する方法です。
この工法の特徴は、古い屋根材の撤去作業を必要としないため、工事の手間や費用を抑えることができる点です。
特に既存の屋根がスレートや金属屋根の場合に適用されることが多く、反対に瓦屋根における施工には適していません。
台風によって被害を受けた屋根にカバー工法が適用できるかどうかは、「下地(野地板や垂木など)が健全かどうか」がポイントになります。
もし屋根材が劣化していても、下地構造がしっかりしていれば、既存屋根の上からの施工が可能で、コストも抑えられます。
しかし、雨漏りが長期間続いていて下地が腐食していたり、野地板がフワフワしているような状態の場合は、カバー工法は不適切となります。
そうしたケースでは、屋根をすべて撤去し、新しい下地から組み直す「葺き替え工事」が必要です。
よって、台風被害後にはまず専門業者による屋根点検を受け、下地の状態をしっかり確認することが大切です。
カバー工法には以下のような多くのメリットがあります。
コスト削減
屋根材の撤去・処分が不要なため、その分の費用を抑えられます。
工期が短い
撤去作業がない分、工事期間も短縮され、居住者の生活への影響も最小限に。
断熱・遮音効果の向上
屋根が二重構造になることで、夏の暑さや雨音の軽減にもつながります。
このように、工事費用を抑えつつ、一定の機能性も向上させることができる点が、カバー工法の大きな魅力です。
一方で、カバー工法には注意点も存在します。
すべての屋根に対応できるわけではない
瓦屋根など凹凸がある屋根には不向きですし、下地が劣化していれば施工自体ができません。
屋根の重量が増す
既存の屋根材の上にさらに屋根材を重ねるため、建物にかかる荷重が増加。ただし、ガルバリウム鋼板など軽量な金属屋根材を使用することでデメリットを抑えることが可能です。
次回は葺き替え工事が必要になる:屋根は二重構造までが限界で、次回工事する際には既存の屋根材を撤去しなければなりません。
施工後に後悔することのないよう、経験豊富な業者に相談し、適切な施工を依頼することが大切です。
台風被害に遭った屋根を修繕する際、コストや工期を抑えたいという方にとって
カバー工法は有力な選択肢です。
ただし、屋根の下地が健全であることが前提となるため、施工前には必ず専門業者の診断を受けましょう。
また、カバー工法にはメリットだけでなく、建物にかかる負担や将来のメンテナンス性といった面でのデメリットもあります。
これらをしっかりと理解したうえで、自宅の状態に合った最適な修繕方法を選びましょう。
「
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