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「コロニアル葺き」とは?屋根材の特徴からリフォーム時の注意点まで解説!
住宅の屋根リフォームを検討していると「コロニアル葺き」という言葉を目にすることがあるかと思います。
例えば、「お住まいの屋根はコロニアル葺きなので、こんな工事をしましょう!」といった具合です(^▽^)/
日本の住宅にはこの「コロニアル葺き」が多く、リフォームやメンテナンスの時期に差し掛かっているケースも良く見受けられます。
「葺く(ふく)」とは、屋根材を屋根面へ施工して仕上げる作業を主に示す言葉です。
瓦や板金、そしてコロニアルなど、種類を問わず屋根材を張る作業全般を指しており、「コロニアル葺き」はその中でも、コロニアルという屋根材を用いた葺き方ということになるのです(*^^)v
「コロニアル」はセメントベースで成型された屋根材で、多くの住宅で採用されています。
一般的には
「スレート屋根」や「カラーベスト」と呼ばれることもありますが、どれも同じ屋根材を指す言葉です。
重さが瓦の半分以下と非常に軽量なため、建物への負担が少なく、耐震性に優れるというのが大きなメリットです。
ただ、現在ではより軽量で高耐久の金属屋根(ガルバリウム鋼板やジンカリウム鋼板)の方が主流となりました。
劣化が進んだコロニアル屋根の上に軽量な金属屋根を被せる「屋根カバー工法」もよく行われるリフォームの一つとなってきているため、今後はコロニアルよりも金属屋根の方が数がどんどん増えていくと予想されます。 また、コロニアルは表面の塗装が紫外線や風雨で劣化しやすいため、定期的な塗装メンテナンスが必要となる点には注意が必要です。
コロニアル葺きの屋根は軽量で扱いやすい反面、築年数や使用された時期によって注意すべき点があります。
そんな工事前の確認ポイントをご紹介したいと思います(*^^)v
2000年代初頭までに製造されたコロニアルには、アスベスト(石綿)が含まれている製品があります。 アスベストは飛散すると健康被害を引き起こす恐れがあるため、現在では使用・処分ともに厳しく制限されています。
そのため、
既存屋根がアスベスト含有のコロニアルである場合、撤去や廃棄の際には特別な対応が必要となり、特に葺き替え工事では費用が高くなる傾向にあります。 コロニアル屋根のリフォームの前には事前にアスベスト調査を行うことが業者には義務付けられています。
アスベストの有無によって葺き替え工事の費用が変わることは留意しておくと良いでしょう(*^^)v
一方、アスベストが規制される前後の製品には
「ノンアスベストのコロニアル」がいくつか登場しました。
しかし、その製品の中にはアスベストを抜いたことで十分な強度が得られず、ひび割れや欠けなどの不具合が頻発したものも存在します。
耐久性に問題を抱えたコロニアルは10年前後で劣化症状が現れてしまい、本来は効果があるはずの塗装によるメンテナンスも無意味となってしまいます。
現在では品質の改良が進み、最新のコロニアルであれば30年近くの耐用年数があるのですが、築15~20年程度の住宅に使用されているコロニアルはその種類に注意が必要です。
コロニアル葺きのリフォームやメンテナンスを検討する際には、屋根材の種類・製造時期を確認し、適切な工法や対策を提案できる専門業者へ相談することが大切です。
私たち街の屋根やさんでは、コロニアル屋根の種類やアスベストの有無で必要な工事をしっかりと判断し、最適な工事をご提案しておりますのでご安心ください(^▽^)/
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