立平葺きとは?読み方や立平葺き金属屋根の特徴を丸ごと解説!
「立平葺き」とは、金属屋根の中でも縦方向に長尺の金属板を施工していく「縦葺き」の種類の一つです。
読み方は「たてひらぶき」と読みます。
屋根リフォームで立平葺きを提案されたけど、どんな屋根か知りたい、リフォーム前にメリットなどを確認したいといった方に向け、気になる情報をお届けします!
立平葺きの最大の特徴は、屋根の頂上(棟)から軒先にかけて1枚の長尺金属板を施工する点です。
屋根材同士の継ぎ目が少なく、屋根面をスッキリと見せることができます。
また、金属板が重なり合う部分にはハゼと呼ばれる折り曲げ部分が設けられており、しっかりと固定されるため、風雨にも強い構造になっています。
かつての金属屋根材の主流である
トタンでは、同じ縦葺きでも
「瓦棒葺き」という葺き方が採用されていましたが、近年ではガルバリウム鋼板を始めた頑丈な素材を使用したこの立平葺きが縦葺き屋根の主流となっています。
瓦棒葺き屋根と違い、屋根材の固定に木材を使用しないことが腐食や雨漏りリスクを下げてくれるため、耐久性の高い葺き方として評価されています。
立平葺きは、見た目のシャープさだけでなく、機能面でも多くの利点がありますが、当然ながら注意しておきたいポイントも存在します。
1. 雨漏りリスクが低い 継ぎ目が少なく、縦方向に1枚で施工されるため、雨水が屋根材の隙間から浸入してしまうリスクが非常に低くなります。
そのため、同じ金属屋根でも
「横葺き」より必要とする
最低勾配(屋根の傾斜)は緩く済むため、幅広い住宅で採用可能な葺き方となっています。
2. シャープで美しい外観 金属独特の光沢感と縦ラインの美しさが際立ち、シンプルかつモダンな印象を与えます。
3. 勾配のゆるい屋根にも対応可能 先程もご紹介しましたが、立平葺きは1寸勾配程度の比較的緩やかな屋根にも対応できるため、施工の幅が広いのも魅力です。
1. 金属特有の音問題
雨が降った際に、金属板に当たる雨音が大きく聞こえることがあります。
屋根裏に断熱材や遮音材を入れることで軽減は可能です。
2. 複雑な形状には向いていない
1枚の長尺な金属屋根材を並べて葺く工法のため、切妻屋根などのシンプルな形状の屋根に向いており、複雑な形状では施工が難しい場合があります。
私たち街の屋根やさんでは、点検からお見積もりまで無料で承っております!
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