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地上からデザインを見やすい急勾配の屋根にデメリットはある?工事ではこのポイントに注意!
屋根の傾斜は使用できる屋根材の種類やリフォームへ影響を与えることがあります。
特に傾きが強い「急勾配」屋根の住宅にお住まいの方からお問い合わせをいただく際に、「我が家は屋根の傾斜が強くて登れないかもしれませんが、問題はありませんか?」といった質問もよくいただきます。
街の屋根やさんではドローンを活用しての点検など、急勾配屋根への対応も可能ですのでご安心ください(^▽^)/
本ページでは急勾配の屋根に関する屋根工事・リフォームの注意点やメリット・デメリットをご紹介していきたいと思います!
屋根にはさまざまな傾斜(勾配)がありますが、その中でも「急勾配」と呼ばれる屋根は、特に傾きが大きいタイプを指します。
一般的に屋根勾配は「寸法」で表され、例えば「4寸勾配」や「6寸勾配」などといった表記をします。
これは、水平方向に10寸進んだときに、屋根が何寸上がるかを示しています。
この勾配の中で、「6寸(約31°)以上」の傾斜があるものを急勾配と呼ぶのが一般的です。
急勾配屋根には、実はたくさんのメリットがあります。
まず最大のメリットは「雨水や雪がたまりにくい」という点です。
傾斜が急であることで雨水がすぐに流れ落ち、屋根材の劣化を抑えることができます。
雨水が残りやすい屋根では、屋根材の隙間から雨水が浸入して内側の下地材(ルーフィングや野地板)が劣化、その後の雨漏りに発展しやすくなります。
また、スレートなどの塗装メンテナンスによって防水性や耐候性を維持している状況でも、雨水の影響で塗膜の劣化が早まると苔の発生や屋根材の傷みに繋がります。
「強い傾斜によって雨水が捌けやすい」というシンプルな要素が、急勾配屋根の最大のメリットとなっているのです。
さらに、急勾配の屋根は「屋根裏空間を広く確保できる」のも魅力です。
収納やロフト、2階の天井高を高く取って空間を活用しているケースも多いです。
外観デザインとしてもシャープでおしゃれな印象を与えるため、建物全体の印象に大きな影響を与えます。
塗装でお気に入りのカラーに仕上げたり、デザインにこだわった屋根材を採用した場合には、急勾配の屋根のほうが地上からも見やすくなるため、満足度が高まるでしょう。
一方で、急勾配の屋根には注意点もあります。
基本的には日常生活というよりも、屋根工事やリフォームでの注意点と言い換えられます。
最も大きなデメリットは、
「施工やメンテナンスの難しさ」です。
傾斜が急なため、職人が屋根に上がって作業をする際に安全対策や屋根上専用の足場の設置が必須となります。
特に足場代の影響は強く、工事費用が高くなる傾向にあります。 また、緩勾配に比べて屋根面積が広くなるため、屋根材の使用量も増え、リフォームや葺き替えの際のコストにも影響します。
さらに、強風時に風の影響を受けやすくなる可能性もあるため、地域の気候条件を考慮した屋根材選びが必要なケースもあります。
地元の気候の影響などに詳しい業者へ相談してみることがおすすめです。
急勾配屋根は雨や雪に強く、美観性も高いという大きなメリットがある一方で、施工の手間やコスト面では注意が必要な屋根形状です。
ですが、最近主流の金属屋根はスタイリッシュなデザインや自然石粒で仕上げた独特の雰囲気を持つ屋根材が増えてきており、それらを地上からも見えやすくする急勾配屋根はデザイン性を重視するにあたって非常に良いメリットを持っていると言えるでしょう! 費用面のデメリットをお伝えしましたが、私たち街の屋根やさんではお見積もり作成無料ですので、まずはどれくらいの費用がかかるのか、他者と比較してどれくらいの金額なのかが知りたいといった場合にお気軽にご活用いただければ幸いです。
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