ガルバリウム鋼板屋根の厚みとは?厚みが住宅性能に与える影響を解説!
屋根リフォームや新築住宅の屋根材として人気の高い「ガルバリウム鋼板」。
軽量でサビに強く、スタイリッシュな見た目も評価されていますが、その性能には厚みも関係しています。
屋根材の厚みは、ただ見た目を左右するわけではなく、実は耐久性や遮音性などに関係する重要なポイントです。
この記事では、ガルバリウム鋼板屋根の厚みや住宅への影響などを詳しく解説します。
ガルバリウム鋼板は、アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%の合金でメッキされた鋼板です。
一般的なトタン屋根と比較して約3~6倍の耐久性を持ち、サビに強いことが最大の特徴と言えます。
また、重量が軽いため、住宅への負担も少なく、耐震性向上にも寄与します。
さらにデザインの自由度も高く、瓦調・縦葺き・横葺きなど、建物の印象に合わせて様々な施工が可能です。
軽量性を活かして屋根カバー工法(既存の屋根材の上に施工する方法)にも多く使われており、リフォームでも注目の屋根材です。
一般的に、屋根材として使用されるガルバリウム鋼板の厚みは「0.35mm」が主流です。
1mmにも満たないと考えると、その薄さがわかりますよね。
一般的な住宅では上記の0.35mmが多いのですが、厚みは製品によって異なり、1mmを超える厚さのものもあります。
また、外壁に使用されるガルバリウム鋼板は0.27mmのものが多いです。
ガルバリウム鋼板は、スレートや瓦などの屋根材に比べて軽量で、建物への負担が少ないのが魅力です。
ただし、0.5mmなど厚みのあるタイプは若干重くなります。
とはいえ、それでも瓦の1/4~1/10の重量ですので、住宅の耐震性向上に大きく貢献します。
ガルバリウム鋼板は金属製なので、雨音が響きやすいのがデメリットと言われます。
薄いという特徴も相まって、遮音性に優れるとは言えません。
当然厚みのある鋼板を使用するほど遮音性は高まり、遮音材・断熱材と組み合わせることで遮音性を高めることも可能です。
ガルバリウム鋼板そのものは金属製のため、単体での断熱性能は高くありません。
遮音性同様、厚みがないものほど断熱性能は低くなります。
より効果的に断熱性を高めたい場合は、断熱材一体型のガルバリウム鋼板がおすすめです。
これは鋼板の裏側に断熱材(ポリイソシアヌレートフォームなど)が一体化されており、夏の熱気や冬の冷気の侵入を軽減してくれます。
結果として、室内の温度が安定し、冷暖房効率の向上や省エネ効果も期待できるためオススメです。
ガルバリウム鋼板屋根は、耐久性や軽さなど多くの利点を持つ優れた屋根材です。
そして「厚み」はその性能を左右する重要な要素。厚みによる影響も考慮して屋根材を選ぶことで、より後悔のない屋根リフォームをすることができます。
屋根リフォームや新築をご検討の方は、信頼できる屋根専門業者に相談し、自分の住まいに最適な屋根材を選びましょう。
私たち、街の屋根やさんは屋根リフォームの専門店です。
調査・お見積りは無料で承っておりますので、ガルバリウム鋼板を使用した屋根リフォームをご検討の方は是非お気軽にご相談ください!
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