棟板金とは、屋根の頂上部分(棟)を覆い、屋根材の継ぎ目を保護する金属製の板のことです。主な役割は以下の3つです。
屋根の防水性を高める
棟板金があることで、屋根の継ぎ目から雨水が侵入するのを防ぎます。
風の影響を軽減する
屋根の棟部分は風を受けやすいため、棟板金によって屋根材を固定し、風による被害を防ぎます。
屋根の強度を保つ
屋根全体の一体感を高め、強風や外的要因によるダメージを分散します。
このように棟板金は屋根の耐久性を維持する重要な部材ですが、雨や強風にさらされることで劣化し、台風時には飛散しやすくなるのです。
棟板金が台風時に飛びやすくなる主な原因は以下の3つです。
棟板金は屋根の最も高い部分に設置されており、強風が吹き上がることで大きな力が加わります。強風によって徐々に浮き上がっていくことで、固定が弱まった棟板金が飛ばされやすくなります。
棟板金は通常、釘で固定されていますが、経年劣化や繰り返しの風圧によって釘が少しずつ浮いてきます。
これにより固定力が低下し、強風時に棟板金が剥がれる原因になります。
棟板金の下には「貫板(ぬきいた)」と呼ばれる木材があり、これが棟板金の土台となっています。
しかし、貫板が長年の湿気や雨水の影響で腐食すると、釘やビスがしっかりと固定できず、台風時に棟板金が飛ばされるリスクが高まります。
棟板金が飛んでしまうと、さまざまな被害が発生します。
屋根内部に雨水が侵入し、雨漏りが発生
棟板金がなくなると屋根の隙間から雨水が入り込み、屋根裏や天井に雨染みができたり、室内へ雨漏りが発生する可能性があります。
他の屋根材の破損につながる
棟板金が飛んでしまうと、隣接する屋根材も固定力が低下し、次々と剥がれる恐れがあります。
飛散した棟板金が周囲の建物や人に被害を及ぼす
強風に飛ばされた棟板金が近隣の住宅や車に当たり、二次被害を引き起こすことがあります。
このような被害を防ぐためには、事前の点検・補修が重要です。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん千葉中央店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2025 街の屋根やさん All Rights Reserved.