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急勾配の屋根のメリットとデメリット!雨漏りへの耐性は勾配で変わります
屋根の形状は、住宅のデザインや耐久性、メンテナンス性に大きく影響を与えます。
その中でも「急勾配の屋根」は雨仕舞いに優れる一方で、デメリットも存在します。
本記事では、急勾配の屋根のメリット・デメリットについて詳しく解説します。
屋根の勾配は、「○寸勾配」や「○°(度)」といった表現で示されます。一般的に、4寸(約21.8°)以上の勾配を急勾配の屋根と呼びます。特に6寸(約31°)以上の屋根は、見た目にも急な印象を与えます。
急勾配の屋根は、雨水や雪を素早く排水できるため、特に雨の多い地域や雪国に適した構造です。
しかし、勾配が急になるほど施工やメンテナンスの難易度が上がるため、慎重な検討が必要です。
① 雨漏りしにくい急勾配の屋根は、雨水がすぐに流れ落ちるため、水が屋根に滞留する時間が短く、雨漏りリスクが低いのが特徴です。
特に瓦屋根や金属屋根といった水はけの良い屋根材と組み合わせると、さらに防水性能が向上します。
② 雪が自然に落ちる雪が積もりにくいため、積雪荷重による屋根の負担が軽減されます。
特に豪雪地帯では、雪下ろしの手間が少なくなるため、メンテナンス負担を減らせます。
ただし、軒先に落ちる雪による被害を防ぐために、雪止めの設置が推奨されます。
③ 屋根裏の活用がしやすい急勾配の屋根は、屋根裏に広い空間を確保しやすいため、ロフトや収納スペースとして活用できます。
特に吹き抜けを設けることで、開放的な空間を作ることができます。
④ 耐久性の向上水はけの良さによって、屋根材の劣化が比較的遅い傾向があります。
特にスレート屋根や金属屋根では、勾配が緩い場合よりも長持ちすることが期待できます。
① 施工・メンテナンスのコストが高い
急勾配の屋根は施工時の安全確保が難しく、通常の屋根よりも手間がかかります。
また、足場や安全対策が必要になるため、メンテナンス費用も高くなりがちです。
② 強風の影響を受けやすい
屋根が高くなる分、風を受ける面積が大きくなり、強風の影響を受けやすくなります。
特に台風が多い地域では、屋根材の飛散や剥がれに注意が必要です。
③ 屋根の上に上がるのが危険
勾配が急なため、素人が屋根に上がるのは非常に危険です。どんな屋根にも言えることですが、点検や修理が必要な場合は、必ず専門業者に依頼するようにしましょう。
急勾配の屋根には、雨漏りしにくく、耐久性が高いといったメリットがある一方で、施工やメンテナンスの難易度が高いといったデメリットもあります。
屋根の勾配を選ぶ際は、住宅の立地条件やコスト、メンテナンス性を考慮して慎重に決めることが大切です。
屋根の点検や修理を検討している方は、ぜひ街の屋根やさんにご相談ください。
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