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屋根の重要な下地材である垂木・野地板・防水紙の役割やメンテナンス方法
屋根の下地材の状態は、雨漏りのリスクなどに深く関わる重要なポイントとなっています。
屋根のメンテナンスやリフォームと言えば「瓦のズレや割れ」であったり、「スレートの色褪せ」「金属屋根材の錆び」などの屋根材への対処という印象が強いかもしれません。
もちろんこれらも重要なメンテナンス事項ではあるものの、雨漏りをはじめとした問題の発生を抑えるためには屋根全体に意識を向ける必要があります(^▽^)/
屋根の下地材とは、屋根の表面に見える屋根材の下に設置されている重要な建材です。
「垂木(たるき)」「野地板(のじいた)」「防水紙(ぼうすいし)」が主要な下地材となっています。
どれも瓦やスレートといった屋根材の下に位置しているため、普段の生活の中で目にする機会はほとんどないでしょう。
それ故に、経年劣化や問題が発生していても気づくことが難しいのです。
この後でそれぞれの下地材の役割をご紹介しますが、例えば防水紙が傷んでしまうと雨漏りのリスクが高まります。
そのため、できれば問題が発生する前に下地材のメンテナンスを行いたいところです。
ただ、やはり目視での確認は難しいため、築年数や前回の工事からの期間を考慮してリフォームの計画を立てることが一番有効的な対策となります。
ただ、やはり目視での確認は難しいため、築年数や前回の工事からの期間を考慮してリフォームの計画を立てることが一番有効的な対策となります。
屋根カバー工法では防水紙を新しくすることができますし、屋根葺き替え工事では野地板や垂木まで手を加えることが可能となりますので、必要に応じて最適なリフォームを検討しましょう(^▽^)/
また、
表層の屋根材の不具合によって雨水が屋根内部へと浸入しやすくなると、防水紙の早期劣化に繋がることもあります。 屋根材へのメンテナンスも欠かさずに行えるよう、定期的な点検の実施が重要となります(^▽^)/
垂木は屋根の構造材であり、屋根面の荷重を支える役割を果たしています。
一般的には
455㎜の間隔で設置されていますが、
303㎜の場合もあります。
このように間隔が取り決められている理由の一つには、垂木が野地板の下に位置していることが挙げられます。
野地板を施工すると垂木は屋根上で早くも見えなくなってしまうため、間隔がしっかりと定められていれば位置を特定してビスや釘を打ち込むことができるのです。 野地板、防水紙、そして屋根材を全て支える重要な下地材ですので、垂木がしっかりと設置されていることで屋根全体の安定性が確保されます。
野地板は屋根リフォームや葺き替えの際に、屋根材がしっかりと固定される基盤となります。
屋根面を形成する土台のような役割を果たし、野地板の上に防水紙や屋根材を葺いていきます。
耐久性が求められるため、適切な素材や厚さを持つ
「構造用合板」が野地板として用いられることが基本的には多いです。
防水紙は屋根材と野地板の間に挟まれる防水材です。
屋根材の隙間などから浸入した雨水や湿気を遮断し、野地板から下を保護する役割を果たします。
防水紙の状態に問題がなければ、瓦が割れていても雨漏りは発生しないのです。
屋根からの雨漏りを引き起こさないための重要な下地材ですので、屋根カバー工法や屋根葺き替え工事で必ず新しくします。
私たち街の屋根やさんでは、
屋根リフォームの施工事例などで今回ご紹介した屋根下地材の補修や新設などの様子を写真と共にお届けしておりますので、気になる方はぜひご確認ください(^▽^)/
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