トタン屋根の塗装メンテナンス|サビや劣化を防ぎ長持ちさせるために
トタン屋根は軽量で施工しやすく、比較的コストも抑えられるため、戸建て住宅や倉庫、工場など幅広い建物で採用されています。
しかし、金属製の屋根材であることから、経年によるサビや塗膜の劣化が避けられません。
特にトタンはガルバリウム鋼板などと比べると防錆性能が低く、適切なタイミングで塗装メンテナンスを行うことが重要です。
ここでは、トタン屋根の塗装メンテナンスの重要性やポイントについて解説します。
トタン屋根は、
表面を塗膜で保護することで防水性や防錆性を確保しています。
ところが、紫外線や雨風にさらされ続けることで、塗膜が次第に劣化し、防水・防錆機能が低下します。
塗膜が劣化すると金属素地が直接露出し、雨水や湿気の影響でサビが発生しやすくなります。
サビが進行すれば、トタン自体が腐食して穴が開いたり、強度が低下するリスクも高まります。
こうした事態を防ぐためにも、
定期的な塗装メンテナンスが欠かせません。
トタン屋根の塗装は、新築から
7〜10年程度を目安に検討するのが一般的です。
ただし、
海に近い地域や風が強い地域では、塗膜の劣化が早まるため、5年程度で点検・塗装を行うのが望ましいでしょう。
また、以下のような症状が見られる場合には、早めの対応が必要です。
・塗装が剥がれている・表面にチョーキング(粉吹き)現象がある・サビが点在している・トタンの継ぎ目や釘周りからサビ汁が垂れている これらの症状を放置すると、塗装だけでは対応できず、
葺き替えや
カバー工法など大がかりな工事が必要になる可能性があります。
トタン屋根の塗装は、以下の流れで進めるのが一般的です。
1.高圧洗浄・ケレン作業 既存の汚れやサビを丁寧に落とします。
特にサビはワイヤーブラシや電動工具を使ってしっかり除去します。
サビが残ったまま塗装すると、すぐに塗膜が剥がれる原因になるため、下地処理は重要です。
2.下塗り(サビ止め塗装) 金属専用のサビ止め塗料を下塗りします。
下地の状態や塗料の種類によっては、2回塗りを行うこともあります。
3.中塗り・上塗り 仕上げ用の塗料を2回に分けて塗装します。
中塗り・上塗りによって、塗膜の厚みを確保し、紫外線や雨風から屋根を守ります。
4.仕上がり確認 塗りムラや塗り残しがないか確認し、必要に応じて補修を行います。
トタン屋根には、金属専用の塗料を使用するのが基本です。
耐久性や防錆性を重視するなら、シリコン塗料やフッ素塗料がおすすめです。
コストを抑えたい場合はウレタン塗料を選ぶこともありますが、耐久年数が短くなる点には注意が必要です。
近年では、
付加機能のついた塗料も一般的になりました。
例えば、遮熱効果のある塗料を選ぶことで、室内の暑さ対策にもつながります。
トタン屋根は塗装メンテナンスを適切に行うことで、耐用年数を大幅に延ばすことができます。
逆に、塗膜の劣化やサビを放置すると、屋根全体の寿命を縮める原因になります。
定期点検を行い、必要に応じて早めに塗装メンテナンスを実施することが、コストを抑えながら屋根を長持ちさせるポイントです。
大切な住まいを守るためにも、ぜひトタン屋根の状態をチェックしてみましょう。
自分で見てもよくわからないという方は、街の屋根やさんにお任せください(^_^)/
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