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【コロニアル屋根の耐用年数】製造時期で異なる寿命とメンテナンス方法とは?
コロニアル屋根は約25年~30年ほどの耐用年数を持つことが知られていますが、ご自宅のコロニアルをメンテナンスしようと業者に調査を依頼すると、20年経過していないにも関わらず「このコロニアルにはリフォームが必要」と提案されることもあります。
実はコロニアルは全ての屋根が共通の耐用年数を持っているわけではなく、使用されている屋根材の製造時期によってどれくらいの耐久性を持つかが変わってくる特別な事情があります。
今回はそんなコロニアル屋根の耐用年数について、それぞれご紹介していきたいと思います(*^^)v
コロニアル屋根は製造時期によって
「アスベストが含まれているかどうか」が異なります。
アスベストが含まれているコロニアルは耐久性に優れており、長い寿命を持つ特徴があります。 ただ、
以前より健康被害の観点から問題視されていた素材でしたので、現在ではアスベストを含まないコロニアルが製造・販売されています。 アスベストを含まないコロニアルは、含有しているものと比べて耐用年数が短くなる傾向があります。
1979年から1990年代前半まで製造されていたニューコロニアルは、アスベストが含まれている種類となります。
そのため、
耐用年数は約30年から最大約40年という長期の耐久性を誇りますΣ(・ω・ノ)ノ!
40年前後の耐用年数は、現在のノンアスベストのコロニアルでも到達できていない耐久性ですので、アスベストの効果がいかに大きいかが分かりますね。
アスベストが実質的に建材への使用を禁じられたのが2006年ですので、それまでに建てられた建物の屋根にはニューコロニアルが使用されている可能性があります。
ノンアスベスト屋根材の初期商品「コロニアルNEO」
主に
2001年から2008年まで販売されていた
コロニアルNEOは、アスベストを含まないノンアスベスト屋根材の初期商品です。
前述したようにアスベストが健康上問題視されていましたので、コロニアルを販売していた各メーカーはアスベストを含まないコロニアルを製造するようになりました。
コロニアルNEOは、コロニアルの代表メーカーとも言えるケイミューから販売されていた初期のノンアスベストスレート商品でした。
この時期のコロニアルはアスベストを抜いたことによる耐久性の低下を免れられず、一様に耐用年数は約10年から15年程度とされています。 厄介な点として、
コロニアルは定期的なメンテナンスを必要としますが、コロニアルNEOなどは塗装をしても耐久性を維持する効果が見込めません。
知識のない業者が
「コロニアルだから」という理由で塗装を進めてしまう事例もありますので、事前に複数の業者に必要な工事やコロニアルの耐用年数を確認してもらうことがオススメです。
2008年以降に製造されている
コロニアルグラッサ・クァッドなどのシリーズが現在の主流となっています。
このコロニアルもアスベストを含みませんが、
耐用年数は約30年にまで延びました。
新築・リフォームともに主流の屋根材は金属屋根になりましたが、コストが抑えられるコロニアルでの施工が選ばれることも多々あります。
コロニアルは製造時期で「あと何年持つか」であったり、「必要な工事はどれか」が分かれます。 コロニアル屋根のリフォームやメンテナンスについてまずは相談したい!という場合には、ぜひ私たち街の屋根やさんを頼っていただけますと幸いです。
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