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【屋根の耐用年数】ガルバリウム鋼板を含めた屋根材ごとの寿命を徹底比較!
「屋根は見た目が違うだけで、どれも同じような寿命では?」とお考えになったことはありませんか?
屋根上は普段目にする機会が少なく、屋根のリフォームを検討するのも20年~30年に一度ですので、あまり屋根材ごとの耐用年数の違いを意識することは少ないかもしれません。
ですが、耐用年数の違いを知っておくと、この先の屋根リフォームで選ぶべき屋根材を決める大きな判断材料にすることができますので、今回は耐用年数の紹介と「どうすれば屋根は長持ちするか」という点をじっくりお話したいと思います(*^^)v
現在、日本の住宅に使用されている屋根材はおおよそ7種類に分けられます(^▽^)/
それぞれの耐用年数を表で一挙に比較してみましょう。
屋根材の種類 | 耐用年数の長さ |
瓦屋根(粘土瓦) | 60年以上 |
ガルバリウム鋼板金属屋根 | 30年~40年 |
自然石粒仕上げ金属屋根材 | 30年~40年 |
スレート(コロニアル) | 25年~30年 |
セメント瓦 | 30年~40年 |
アスファルトシングル | 20年~30年 |
トタン屋根 | 15年~20年 |
トタン屋根はコストこそダントツで低いものの、
耐用年数が短いことからメンテナンスの頻度や次回のリフォームまでのスパンがかなり短くなってしまいます。
加えて
断熱性や耐候性・錆びにくさなどを高水準に上回る「ガルバリウム鋼板」をはじめとした金属屋根材が主流となったことで、住宅の屋根リフォームで使用される機会は激減しています。
屋根材の費用が安いことから、小型の倉庫や物置の屋根などではまだまだ活躍の機会もあります(^▽^)/
セメント瓦は
30年~40年の耐用年数がありますが、
既にほとんどの商品が製造されておらず、日本市場から撤退しているという事実があります(-_-;
そのため屋根リフォームで新たにセメント瓦を施工することは実質不可能と言え、現時点でセメント瓦が使われているお住まいも、
今後は新品の商品による差し替え修理等が難しくなっているのです。
屋根材の中で最も耐久性の高いとされるのは
瓦屋根です。
瓦屋根は60年以上もの耐用年数を誇りますが、なぜ他の屋根材よりも群を抜いて長寿命なのでしょうか。
瓦としてのイメージが強い「和瓦」は
粘土を主材料とした粘土瓦です。
自然環境の影響を受けにくい無機物である粘土を焼き上げて成型する瓦は、
熱や寒さ、紫外線などの外部要因に強く、雨水による劣化もほとんど起こしません。 そのため、
他の屋根材の最大耐用年数が40年前後であるにも関わらず、粘土瓦は60年以上も使用し続けることが可能なのです(^▽^)/
耐用年数の長さだけでは屋根材の人気や需要が決まらない理由
では、「ずっと使用し続けられる瓦屋根選べばいいのでは?」と思ってしまいますが、住宅の屋根には耐用年数の長さ以上に重視されている項目が存在しています。
それが軽量な屋根材を使用することによる「耐震性」です。
瓦は屋根材の中でも最も重量があり、地震の際の揺れが大きくなりやすいというデメリットが挙げられています(-_-;
もちろん、耐震基準を満たした新しいお住まいであれば瓦屋根でも安心して過ごせるのですが、築年数がかなり長くなってきた住宅では瓦から軽量な屋根材へリフォームをして耐震性を向上させることが多くなってきています。
軽量な金属屋根材が一気に需要を伸ばしているのも、この耐震性の高さを重視するようになったことが一因となっているのです(*^^)v
加えて現在主流の
ガルバリウム鋼板をはじめとした金属屋根材は、
耐震性以外に耐久性も十分に備えており、メンテナンスが少なくて済むことも評価されています。
耐用年数だけでなく、耐震性や軽量性など、様々な要素を考慮して屋根材を選ぶことが重要という訳ですね(*^^*)
屋根の耐用年数を維持するためには、屋根材ごとに適切なメンテナンスを定期的に行うことが重要です。
例えば、スレートの場合では
定期的な塗装によって防水性や耐候性を維持することが重要です。
また、問題が発生した場合は早めに気づけるかが、その後の修理に必要な費用を大きく変動させる可能性もあります。
雨水が浸入している状況では、外側から見えない位置にある重要な
防水紙・野地板といった下地材が傷みだしていることもあり、それらを補修するとなると簡易的な工事ではなく屋根全体のリフォームが必要な場合があるのです。
ただ、普段は目にすることも少ない屋根上の異常は気づくことがかなり難しいため、
「以前の工事からかなり期間が開いてきている」「強い台風が通過した・周囲の家に被害が出ていた」といったケースでは一度業者による無料点検を依頼してみると良いでしょう(^▽^)/
私たち街の屋根やさんでも無料で点検とお見積もり作成を行っており、もし何も問題がなければ屋根の状況を写真でご説明し、終了となりますのでご安心ください(^▽^)/
屋根の状態をチェックする上で注意が必要なポイントは、
「訪問業者を簡単に屋根に上げない」ということです。
訪問業者は突然やってきて、
「屋根の点検を無料でします」「近くで工事をしていて屋根の浮きを見つけたので点検しましょうか?」と提案をしてくることが多いのですが、中には悪徳業者によって屋根の上をわざと壊されてしまうケースが報告されているのです(-_-;
屋根に問題がある、と指摘されると不安になってしまいますが、その場では点検を断り、別の信頼できそうな業者に改めて調査依頼をしてみることがオススメです。
私たち街の屋根やさんでも、
「訪問業者に指摘されたので確認がしたい」とのお問い合わせをきっかけに調査を実施し、
何も問題がなかった事例には多く遭遇していますので、訪問業者の指摘や提案には十分に注意するようにしてくださいね(^▽^)/
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