コロニアル屋根のアスベスト|解体費用の違いや相場、注意点を解説!
「屋根のコロニアルにアスベストが含まれているので、解体や処分が少し高くなります」
コロニアル屋根のリフォームを業者に相談した際、上記のようなアスベストについて言及されませんでしたか?
アスベストを含むコロニアル屋根の解体などは、確かにアスベストを含まないケースに比べて高くなりますが、「どれくらい価格に差があるの?」と気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか(^▽^)/
今回はアスベスト含有のコロニアル撤去・処分費用の相場や、アスベストが含まれているコロニアルの特徴についてご説明したいと思います!
アスベストが含まれているコロニアルは、主に2006年までに建てられたものが該当する可能性が高いです。
アスベストは「石綿(いしわた)」とも表現され、「石綿スレート」と呼ぶ業者も多いです。
2006年に建材へのアスベスト使用が実質禁止となりましたので、以降に建てられたお住まいの屋根にはアスベストを含んでいないコロニアルが施工されているはずです(^▽^)/
また、
多くのメーカーが先立ってアスベストの健康被害問題に対し、ノンアスベストのコロニアルを開発して1990年代に販売を行っていたため、2006年以前に建てられたコロニアル屋根が全てアスベスト含有ではない点に注意です(^▽^)/>>この時期のアスベストを含む「ニューコロニアル」については関連ページで詳しく解説しています!
そもそも、アスベストを含んでいた理由は「耐久性の強化」にありました。 アスベストは建材に混ぜることで耐久性や耐火性能を底上げすることができ、なおかつ安価で手に入る素材だったため重宝されていたのですΣ(・ω・ノ)ノ!
コロニアル自体の製造コストも他の屋根材に比べると低く、アスベストの効果で
耐用年数が「40年」程度とされていたことから、コストパフォーマンスの高さが評価されていました。 その後、すぐに製造された初期の
ノンアスベストスレートの多くが10年前後で避けられない劣化症状が発生する問題を抱えてしまったことからも、アスベストの効果がいかに大きかったかが伺えます。
現在の耐久性に問題がなくなったとされるノンアスベストスレートでも耐用年数は25年~30年で、アスベストを含む時代のコロニアルには及ばないという事実があります。
もっとも気になるのが、「アスベストを含む・含まない」場合におけるコロニアル屋根の解体費用の違いです(*^^)v
通常のコロニアルの撤去・処分費用の目安は、1平方メートルあたり3,000円となります。
しかし、アスベストを含むコロニアルの場合、上記の「3,000円/㎡」に加えてさらに「4,000円/㎡」が追加されることがおおよその相場です。
アスベストを含んだコロニアルの解体は、健康被害を防ぐための特殊な処理が必要となるため、費用が高くなる傾向があります。
多くのサイトで紹介されている
屋根葺き替え工事の相場には、この
アスベストの解体費用が含まれていないことが多いため、事前にしっかりと費用の見積もりを行うことが重要です。
アスベストを含んでいるかの判断ができる業者に工事を依頼しましょう!
アスベストを含んでいるかどうかを判断するためには、専門の業者に依頼することが重要です。
現在では
コロニアル屋根のリフォームを行う前に、アスベストが含まれているかどうかを調査する義務が施工側には存在しており、そのための資格も取得が必須となっています(^▽^)/
そのため、「業者に任せておけば安心!」と思いたいところなのですが、
この調査は工事を行う前段階として行うものですので、契約前の業者選びの時点では基本的に実施されません(-_-;
以前の経験では
「他の業者にアスベストを含んでいることを想定した見積りを貰いました」とご相談を受け、現場の屋根を見てみるとコロニアルにアスベストが含有していないものだったこともあったりと、業者の知識不足が契約前の適正な工事価格に影響を与えているケースもありました。
コロニアル屋根のリフォームを行うのであれば、複数の業者に相見積もりを頼み、アスベストについての調査結果を比較しましょう(^▽^)/
もちろん、私たち街の屋根やさんはしっかりとした知識や経験に加え、アスベスト調査に必要な資格も保有したスタッフが調査にお伺いしております!
8:30~20時まで受付中!
0120-990-366