天窓は、室内に自然光を取り入れるための魅力的な機能ですが、同時に雨漏りのリスクが高い場所でもあります。
この記事では、天窓からの雨漏りの主な原因とその修理方法について解説します。

天窓からの雨漏りの主な原因

コーキングの劣化

天窓の周囲には防水のためにコーキング材が使用されていますが、このコーキング材は時間が経つにつれて劣化しやすく、10年程度が寿命とされています。

劣化したコーキングが割れたり剥がれたりすると、そこから雨水が浸入する原因になります。

定期的なメンテナンスが必要ですが、多くの場合、この劣化に気付かず放置してしまうことが多いです。

天窓自体の経年劣化

天窓自体が経年劣化を起こし、窓ガラス周囲のゴムパッキンが劣化したり、水切り板金がゆがんだり破損することで雨漏りが侵入します。

現在、天窓製品を扱うメーカーは日本ベルックスとLIXILのみとなっており、その他のメーカーは市場規模の縮小とともに撤退しています。

そのため、上記2社以外の天窓が設置されている場合、交換部品が手に入らず、天窓そのものを交換しなければならないケースが多くあります。

雨漏りの修理方法

コーキングの打ち直し

劣化したコーキングを取り除き、新しいコーキング材を使用して再施工します。

コーキングの施工は、簡単そうに見えますが相応の技術が求められます。

特に、防水処置としてコーキングを施工する場合にはなおさらです。

未熟な施工は却って雨漏りを助長する結果になる場合もあるので、DIYではなく専門業者への依頼を検討しましょう。

屋根に上る必要のある天窓に限って言えば、命の危険が伴いますので絶対にDIYはやめましょう。

天窓周辺の板金修理

天窓の周囲には板金が使われていることが多く、この板金部分が錆びたり腐食したりすると、雨水が侵入しやすくなります。

板金修理では、古い板金を撤去し、新しい板金を取り付けることで、雨漏りを防ぐことができます。

専門的な技術が必要なため、プロの施工業者に依頼するのが安心です。

天窓の交換

雨漏りが頻発する場合、天窓自体の交換が必要なこともあります。

特に古い天窓や、設置時に不具合があった天窓では、新しい製品に交換することで雨漏りのリスクを大幅に減らすことができます。

天窓の撤去

新築時、天窓のある屋根がとても素敵に見えて天窓を付けたが、今となっては持て余しているという方も大勢いらっしゃいます。

特に、天窓から度々雨漏りが起こるようになったという方の中には嫌気がさしてしまっている方もいるのではないでしょうか？

そうした場合には、天窓を撤去することも可能です。

但し、天窓を撤去すると充分な採光が得られなくなるケースもあるため、充分な検討が必要です。

雨漏りの予防と定期点検の重要性

天窓の雨漏りは、放置すると室内の壁や床に大きな被害を与える可能性があります。

特に、天窓の下にある部屋が高価な家具や電子機器で満たされている場合、雨漏りが引き起こす被害は非常に深刻です。

そのため、定期的に天窓の状態を確認し、早めの修理やメンテナンスを行うことが重要です。

また、台風や大雨の後は特に注意が必要です。少しでも異常を感じたら、早急に専門業者に相談し、適切な対処を行いましょう。

天窓は採光や換気のために非常に便利なものですが、適切な管理を怠ると、大きなトラブルを招く可能性があります。

この記事を参考に、天窓の雨漏りを未然に防ぎ、快適な住環境を維持するための参考にしていただければ幸いです。

最後に、街の屋根やさんへお問い合わせいただき、天窓の補修を行った事例を紹介します。

天窓の現地調査を行いました

松戸市松飛台で天窓から雨漏りが発生してしまったとお問い合わせを私達、街の屋根やさんまでお問い合わせをいただいております。

現地調査を行いますと天窓のシールが一部無くなっていたり硬化するなど経年劣化が進んでいました。今回は天窓交換工事ではなくシール補修工事を行い様子をみたいとのご要望でした。

シール補修工事

天窓からの雨漏りは、屋根の一部である天窓が雨水を十分に遮ることができず、雨漏りが発生する現象です。天窓は屋根に取り付けられており、その部分が雨水の侵入を防ぐ役割を果たしています。しかし、施工不良や老朽化などの理由により、天窓から雨漏りが発生することがあります。

雨漏りが発生する原因の一つとして、施工不良が考えられます。屋根の勾配に合わせて取り付けられた天窓は、正しく施工されていないと雨水が入り込む隙間ができてしまう可能性があります。また、天窓自体の劣化や老朽化も雨漏りの原因となります。これらの原因によって、天窓から雨漏りが発生することがあります。

雨漏りが発生した場合は、早めの対処が重要です。点検による原因特定や適切な補修方法の提案が必要です。施工不良や老朽化による雨漏りの場合、専門業者に相談して原因を究明し、適切な補修を行うことが重要です。天窓からの雨漏りは、建物全体の損傷やカビの発生など様々な問題を引き起こす可能性があるため、適切な対策を行うことが必要です。

シール補修工事の竣工

天窓廻りのシール打ち替えを行いますと補修工事の竣工となりました。

後日に雨が降りましたが雨漏り解消となり大変満足していただけました！このような天窓補修工事の費用は44,000円から承っておりますのでご気軽にご相談下さい。

天窓はお部屋に自然光を取り入れるための重要な要素です。しかし、天窓も経年劣化や不適切な取り付けによって雨漏りや断熱性の低下などの問題が発生することがあります。そのような場合には天窓の交換工事が必要となります。

天窓交換工事は、高所作業であり安全性が最優先される作業です。屋根上での作業となるため、専門的な知識と技術が必要とされます。また、天窓の交換には専用の工具や資材が必要となります。

お客様の立場に立った視点で考えると、天窓交換工事には費用の問題も重要です。しかし、天窓は耐用年数を過ぎると問題が発生しやすくなるため、定期的なメンテナンスや交換が必要となります。

街の屋根やさんでは、天窓の交換やメンテナンスを丁寧に行い、お客様のご要望に合わせた作業を行っています。点検やお見積りは無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください。