夏場の屋根塗装、2液型塗料の取り扱いには工夫が必要です

【台風21号、台風24号で被災された方へ11/16更新】
台風21号、台風24号の被害に遭われた皆さまにお見舞いを申し上げます。現在でも台風21号、台風24号の被害により、多くのご相談とお問合せをいただいており、順治対応しております。皆さまにはご理解を賜りますようお願い申し上げます。
台風で屋根に被害を受けた方・受けたかもしれない方、どんなに建物がご心配でも屋根にはのぼるのは危険です。街の屋根やさんの無料点検をご利用ください。可能な限りの応急処置もその場でいたします。

夏場は洗濯物が速く乾いて助かると感じている主婦の方も多いのではないでしょうか。塗装もやはり乾くのが早いので助かることも多いのですが、それによって苦労もでてきます。塗料に硬化剤を混ぜて乾燥と塗膜形成を促進させる2液型塗料などはポットタイム(使用可能時間)が気温23℃で5時間程度ですが、30℃以上ともなるとやたらと早くなります。ましてや表面温度が80℃に迫ると言われている屋根の上で、気温が40℃近く、なおかつ直射日光が当たっている状態では本当に短くなります。
暑い夏の1日の始まり
塗料メーカーのほとんどは塗料を保管する場合、日光を遮断するように注意しています。日本ペイントでは輸送中も50℃以上の温度に曝露するなとしています。現場で工事を安全に進めるためにはこうしたことも厳守しなければならないのです。まずはお施主様の敷地の日陰部分をお借りし、そこに塗料を移動させることから工事は始まります。他の業者でワンボックスやトラックの荷台に車に塗料を積みっぱなしというところをたまに見かけるのですが、大丈夫なのでしょうか。暑さで爆発した、発火したということは聞いたことはないのですが、かなり心配になります。
車中は塗料の保管場所として不適切
ファインパーフェクトベスト
今年の夏は陽気のいい5月頃に較べると体感的にはポットタイムが半分程度になっていると感じました。ある塗料では気温20℃の時のポットタイムは4時間ですが、40℃の時は2時間まで短縮されるというメーカーの資料もあります。塗料と硬化剤を小分けにして使うと量が少ないたねめか、塗料の温度が上がりやすくなり、ポットタイムがさらに短くなることも分かりました。これを防ぐために規定のギリギリまでシンナーを希釈するという方法も試してみました。確かにシンナーが緩和剤となり、その気化熱も手伝ってポットタイムは少しだけ伸びましたが、あまり効果はありませんでした。最終的に出た結論は涼しい方角から塗るというものです。太陽が西にあるうちは南、または西の面を塗り、夕方近くなったら、東を塗るというものです。気温5℃未満では塗れなくなる塗料ですが、40℃以上でも塗りにくくなるのです。塗装シーズンは春と秋と言われているのもそれなりの理由があってのことなのです。