瓦屋根の地震対策・屋根の頂点を軽量化し、棟の倒壊を防ぐ

【台風25号に関する注意のお知らせ 10/7更新】
大型で強い台風25号は10月7日未明、日本海で温帯低気圧へと変わりました。温帯低気圧になっても、台風に匹敵するくらいの暴風が吹くおそれがあります。これから温帯低気圧が近付く北日本では引き続き、暴風や高波に警戒してください。
 毎週のようにやってくる台風で屋根に被害が出ている方・被害を受けているかもしれない方もおられると思います。どんなに建物がご心配でも屋根にはのぼらず、街の屋根やさんの無料点検をご利用ください。可能な限りの応急処置もその場でいたします。

現在、台風21号、台風24号の被害により、多くのご相談とお問合せをいただいており、順番に対応しております。皆さまにはご理解を賜りますようお願い申し上げます。

建物の中で最も過酷な環境に晒されている屋根、その中でも厳しい状況におかれているのが屋根の頂点である棟の部分です。最も高い場所にあるので、風の影響を受けやすく、地面から最も離れているので一番、地震で大きく揺れるところです。事実、東日本大震災で被災した千葉県内の瓦屋根のほとんどは棟が倒壊していました。
倒壊した棟
そんな棟の倒壊を防ぐさまざまな方法をご紹介したいと思います。
熨斗瓦が多い屋根
熨斗瓦の積まれている段数が非常に多い。この赤い部分の段数を少なくする。
熨斗瓦が少ない
少なくすれば耐震性アップ(イメージ)
瓦屋根の棟に詰まれる熨斗(のし)瓦。この平たい瓦は積まれる段数が多ければ多いほど、屋根としての格が上であると言われてきました。段数が多いと壮大さを感じますが耐震性の上ではマイナスです。重心が高くなるから崩れやすくなりますし、崩れたときの他の瓦へのダメージも大きくなります。この詰む段数を少なくすれば、重心の悪さも改善されますし、屋根も軽くなります。棟の取り直しを検討している方はぜひ、熨斗瓦の段数を少なくすることも検討してみてはいかがでしょうか。
ハイロール
ハイロールで棟を覆ったところ
ハイロールにる棟取り直し
ハイロールに棟瓦を取り付けたところ
以前は洋瓦でも和瓦と同じように漆喰などを使って棟瓦を設置していました。しかし、現在では樹脂製のハイロールで棟を多い、その上に棟瓦を取り付けるのが主流になりつつあります。40mの長さの棟瓦にハイロールを使用するとそれだけで約650kgの軽量化になるそうです。これは凄いですね。

屋根の軽量化というと軽い屋根材を思い浮かべますが、棟の取り直しでも軽くすることができるのです。街の屋根やさんでは地震に対する安全性を高めるため、こういった工事をお薦めしていきます。