化粧スレートと天然スレートの違いとは

【台風21号、台風24号で被災された方へ11/16更新】
台風21号、台風24号の被害に遭われた皆さまにお見舞いを申し上げます。現在でも台風21号、台風24号の被害により、多くのご相談とお問合せをいただいており、順治対応しております。皆さまにはご理解を賜りますようお願い申し上げます。
台風で屋根に被害を受けた方・受けたかもしれない方、どんなに建物がご心配でも屋根にはのぼるのは危険です。街の屋根やさんの無料点検をご利用ください。可能な限りの応急処置もその場でいたします。

現在、住んでいるお家がスレート屋根という方も多いのではないでしょうか。一般的な家屋の屋根に使われているスレートは「化粧スレート」と呼ばれ、工場で作られたものです。メーカーによっても呼ばれ方が違い、「コロニアル」や「カラーベスト」という呼ばれ方もします。この「化粧スレート」が流通しはじめた頃は「人造スレート」と呼ばれ、本来のスレートである「天然スレート」とは区別されていました。
東京駅のスレート屋根
「化粧スレート」はセメントと繊維質を混ぜ、成型したもので表面が塗装で仕上げられています。それに対し、天然スレートは天然石の粘板岩を加工屋根材として切り出し、加工しただけのものです。天然スレートは着色などされないません。人造スレートは塗料による化粧仕上げなので化粧スレートと呼ばれているのです。

現在、天然石の粘板岩はとても貴重なもので、日本ではほとんど産出されず、ほぼ輸入されたものです。量は少ないものの、かつては宮城県石巻市雄勝町が産地として有名でしたが、東日本大震災に伴い、壊滅的なダメージを受けてしまいしました。東京駅の屋根は宮城県石巻市雄勝町が産地の天然スレートが使われています。
天然スレートの外壁
化粧スレートの屋根
屋根葺き直しというと寿命が長い粘土瓦の屋根で行われることがほとんどですが、実は天然スレートの屋根も同様の工事が行えます。天然スレート自体がそれこそ何万年前もの天然石ですから、非常に寿命は長いのです。宮城県石巻市には天然スレートの屋根の建物が多く残されていましたが、東日本大震災によってほとんどが失われてしまったそうです。天然スレートの屋根の建物をご所有の方、とても貴重ですので大切にしてあげてください。