以外と知られていない高潮被害


コンクリートで護岸された海岸線、手付かずの自然に人工物を設けるのは賛否両論はありますが、人間が安心して暮らすためには必要なものでもあります。このように人工物で囲まれた暮らしをしているとついつい忘れてしまいがちなのが自然の驚異です。皆様は高潮被害をご存知ですか。
護岸された海岸
台風などの強風が近付くと海が荒れるのは何も強風のせいだけではありません。普段は大気圧に押さえられている海面ですが、大気圧が低くなることによって上昇するのです。普段の気圧は1013hpaです。気圧が1hpa減ると海面は1cm上昇すると言われています。大型の台風となると950hpaより低いものもあります。実にこれだけで約60cmも海面が上昇してしまうのです。さらに海は潮の満ち干きがあります。満潮と干潮の差は最大で50cm以上にもなります。台風接近と満潮が重なると、110cmも海面が高くなってしまうのです。これに強風が加われば、とんでもない波の高さになることは間違いありません。
幕張メッセ
美浜区周辺
国土交通省が2009年に発表した高潮被害の想定では滅多に発生しない911hpaの超巨大台風が発生した場合、千葉市中央区沿岸部と美浜区ほぼ全域では2m未満の浸水深となると予想されています。台風というと大雨による土砂崩れや洪水などを予想してしまいがちですが、高潮も深刻な被害をもたらすのです。千葉市中央区や美浜区にお住まいの方や通勤や通学でこの地域を通る方はハザードマップを確認しておきましょう。