佐倉市で珍しい銅製の雨樋を点検、固定金具の曲がりはどう直す?


佐倉市で珍しい銅製の雨樋の点検をいたしましたので、その様子をお届けいたします。2018年は最近まで「暑い、暑い」と言っておりましたが、1月に大雪が降ったことを忘れていませんか。その降雪の被害を受けてしまったらしく、現在では珍しい銅製の雨樋の固定金具が曲がってしまっていました。
銅製雨樋
上の画像のように下から見上げると、焦げ茶色の樹脂製の雨樋のように見えます。雨樋に付いた汚れのように見える青緑の部分、これは苔やカビではなく銅独特の酸化した部分で緑青(ろくしょう)と呼ばれます。通常の苔などよりも金属っぽい青さを確認できるのではないでしょうか。酸化はしていますが、通常の錆とは違い、進行して雨樋を腐食させてしまうことはありませんので、ご安心ください。不導体被膜と呼ばれるもので、一旦酸化してしてしまうと、それ以上は化学変化が進行しないのです。
銅製雨樋
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瓦屋根に銅製雨樋というとても趣があるお家ですが、これらの画像を見れば分かるように、雨樋はしっかりと排水できるような角度ではありません。外側にお辞儀しているように曲がっており、これでは雨水はほとんど雨樋に入らずにそのまま落下していくでしょう。単純に曲がってしまった固定金具を交換すればよさそうなものですが、銅製雨樋はかなり繊細なつくりをしています。降雪や経年で歪みが出ていると外して、取り付ける際は変形に気をつかねばならず、ちょっと難しいのです。歪みが出ていなくても、外すときも、取り付ける時も変形させないようにそれなりの注意が必要です。
樹脂製雨樋
竪樋の複雑な取り回し
銅製の雨樋の補修や交換でネックとなる部分があります。それは希少性です。製造しているメーカーは現存しているのですが、他の雨樋とは違い、大量生産品ではないため、その部材が一つ一つが極めて入りにくいのです。現在、9月下旬でこれから台風や秋雨の本格的シーズンであることを考えると、手に入りづらい製品をいつまでも待つわけにはいきません。お客様のお住まいを見ますと、増築部分は樹脂製の雨樋が使われていました。希少な雨樋だけに直してほしいとは思うのですが、これからの利便性やメンテナンス性を考えたら、樹脂製の雨樋にしてしまうのも選択肢の一つでしょう。

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